最近、恋人探しや婚活の主流になりつつある「マッチングアプリ」。
経験者からは「いい人がいてももっといい人がいるのでは…と思ってしまう」「ほかの女性と同時進行されていて、いい感じだったのにタイミングを逃した」など多くの人と出会えるからこその難しさをよく耳にしてきました。
そんななか「こんなに合う人はいない!」という男性に出会えたというミキさん(仮名)。しかもその男性は、ミキさんと同じ会社の別部署で働いていたことがわかりました。
運命的なふたりでしたが、とあることがきっかけで連絡を取ることをやめることに…。一体何があったのでしょうか?
アプリで出会った意中の彼の秘密

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- 回答者プロフィール(すべて当時)
- 年齢/性別/職業:ミキさん(仮名)30歳/女性/会社員
- お相手の年齢/性別/職業:28歳/男性/会社員
- エリア:神奈川県
マッチングアプリをどのくらい利用していましたか?
いまはもうやっていないのですが、1年くらい利用していたと思います。
どのアプリがいいのかわからなかったため、2つのアプリを使い分けていました。
なぜアプリを始めたのですか?
それまで仕事ばかりでした。20代後半になり、周囲の結婚ラッシュに焦りを感じていたからです。
印象的だった出会いはありますか?
年収も見た目もよかったAくんとの出会いが印象的でした。
あちらからマッチング申請が届き、彼を知って。彼は2歳年上で、IT系の仕事をしていて多忙。
それでも返せるときに律儀に返信もくれて、職場も近くであることがわかってからは、おすすめのお店などを紹介し合うなどしていて話が続いていました。
お互い仕事が多忙で励まし合っていたのもあり、返信が来ることを楽しみに仕事も頑張れていました。
彼のほかに3人の男性と会いましたが、「こんなに合う人はいない!」とビビビッときましたね。
彼とは実際に会いましたか?
はい。2週間程度メッセージをやりとりして、会いました。
お互いに休みは不定期でしたが、休みの日が被ったこともあり、仕事終わりに飲みに行く話になって。職場付近のおすすめの店の話もしていたので、とんとん拍子で会う場所が決まりました。
お酒の好みは少し違っていたので、2軒目まで決めて約束しました。
実際会ったときのエピソードを教えてください。
当日会うと、やり取りしていた通りの雰囲気で違和感なく食事も楽しめました。
相手が理系だったこともあり、知らない豆知識なんかを聞いて終始わくわくしていて、お開きになるころには名残惜しいほどでした。
1軒目も2軒目も奢ってもらい、次のデートのお店や「おもしろい展示をしているから」と博物館に一緒に行くことも提案され、マッチングアプリでいい出会いができるんだと嬉しい気持ちになったことを覚えています。
その後、お互いが休みの日に車で日帰り旅行もして順調な雰囲気でした。ただ、特に好意を示されている感じもなく進展もない状況で。
それまでに会った人が合わなかったことや不規則な休みでも理解があったため、「これ以上いい人はいない」と思い、特に追求せずにいました。
その後、彼とはどうなりましたか?
会社の期末に、社員全員でその年に素晴らしい功績を残した人の受賞式が開催されるのですが、そこでまさかの彼が登壇。
なんとなく会社名を追求していませんでしたが、同じ会社の別部署にいることがわかり、思わず舞い上がりました。
しかし、登壇スピーチで彼は支えてくれたチームメンバーとそのメンバー内にいる彼女へ感謝を述べたのです。
一緒の会社で働いているということへの喜びから一転、単なる友達としてなのかキープなのかで遊ばれていたことに気づきました。
その後、こちらから連絡せずにいましたが、彼からも特に連絡はなく終わりました。
この経験でどのようなことを学びましたか?
マッチングアプリとはいえ、相手に彼女や家族がいる可能性を考えないといけないなと思いました。
個人情報を登録しないと使えないようなアプリや相手の情報をしっかり聞いたうえで、見極めたいですね…。
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