夏が近づく梅雨の時期。掃除しても掃除しても、しつこく現れるのが「カビ」です。毎年悩まされるこの「カビ汚れ」は、放っておくと健康に被害が及ぶ可能性もあるそうです。
今回はリンナイ株式会社が実施した「カビ」に関する意識調査をもとに、カビについて正しく理解していきましょう。それでは早速、「カビが繁殖する3つの条件」や「正しいカビ対策・まちがったカビ対策」について、ご紹介します。
カビに悩んでいる人は約8割
カビに悩んでいる方がどれくらいいるのか調査したところ「とても悩まされている」が13.2%、「やや悩まされている」が64.3%と、約8割の方がカビに悩まされていることがわかりました。
また、もっともカビが気になる季節として「梅雨」を挙げた方は約7割でした。
そこで梅雨の時期の掃除の悩みについて質問したところ、74.5%が「カビ汚れの掃除」、次いで32.6%が「ホコリの掃除」、31.5%「水あかの掃除」となりました。
カビは綺麗に掃除しても、すぐに復活してしまったり、目では見えにくい箇所に発生してしまったりと、掃除をするのがストレスと感じている方が多いようです。また、カビの原因のひとつとされる「ホコリ掃除」や「水回り」の汚れも気になるとのことでした。
カビをきちんと理解して対策を
「カビに対してどのような悩みがあるのか」と質問したところ、1位は80.8%で「掃除をするのが大変」、次いで60.9%で「水回りが汚くなる」という結果に。
次に日ごろカビに1番悩んでいる場所について聞いてみたところ、84.4%の人が「浴室」と回答。次いで42.6%が「エアコン」、36.8%が「窓の周辺」となりました。
生活環境のカビを研究している「カビ専門家」の矢口貴志先生によると、梅雨前に浴室などの水回りをきちんと掃除したり、エアコンのフィルターのホコリなどをこまめに掃除しておくとカビが発生しにくくなるそうです。
たしかに私の幼少の記憶では、私の祖母は普段から毎日、お風呂掃除や水回りを綺麗にしており「カビ」というのを見たことはありませんでした。また、思い返すと毎朝浴室の窓を開けて空気の入れ替えもしており、これもカビを発生しにくくする方法だといわれています。カビを防ぐためには、日々の掃除や対策が大切なんですね。