ついに関東でも梅雨入りが発表され、暑い季節ももうまもなく。きちんと暑さ対策の準備はできていますか?
「エアコンを買いたいけど、どれを選べばいいかわからない」「安いものを買って後悔したくない」
そんな悩みを抱えている方がいるのであれば、おすすめ比較サイト「Picky’s」を運営する株式会社rentryがエアコン購入者200名を対象に行った「満足度の高いエアコンの選び方」と「失敗しないコツ」のアンケート結果をご紹介したいと思います。
価格だけで選ばない、本当に“賢い選択”とは?リアルな口コミや傾向から、あなたの後悔を防ぐヒントがきっと見つかります。
部屋の広さ別に見る、最適なエアコンの価格帯
エアコン選びでまず意識したいのが「部屋の広さに合った価格帯」です。今回の調査から、以下のような傾向が明らかになりました。
- 6〜8畳の部屋:「5〜10万円」の回答が最多。価格を抑えつつも性能に満足する声が多数
- 6畳未満:安価な「5万円〜10万円以下」のモデルが選ばれており、小部屋ではコスト重視の選択が顕著
- 9〜12畳:主に「10万円〜15万円」が中心価格帯。広さに応じた冷房能力や追加機能が求められるため価格も上昇
- 13畳以上:「15万円〜25万円」などの中〜高価格帯が主流。広い部屋にはパワフルなモデルが必要という現実
参考になる実際の声をピックアップしてみると、
- 6畳未満・10万円以内:部屋のサイズに必要十分な性能だった
- 6~8畳・10万円以内:値段の割に意外と効率がいいようで大変助かります
- 16~19畳・15万円以内:安いものを買うと消費電力が高かったりするので口コミを利用すると良い
- 20畳以上・20万円以内:セール時期を狙って購入。部屋の広さに対して十分な性能のものを選んだ
などの声が届いており、「広さに見合った機能と価格のバランス」が満足度のカギということが伺えます。
購入のベストタイミングは“暑い夏のシーズン”じゃない?
エアコンの買い換え時のベストはいつなのでしょうか?
アンケートによると、最も購入者が多かった時期は「4月〜6月」の春〜初夏の期間。夏を目前にしたこの時期が「安く買えて工事もスムーズに済む」と人気です。
その他のシーズンの購入傾向も注目です。
- 1月〜3月:エアコンを使わない冬のシーズンが、一番安いうえにもらえるポイントも多い
- 4月〜6月:毎年人気のセールイベント時を狙って春先に購入してスムーズな工事ができる
- 7月〜9月:急な故障による買い替えが多いが、在庫不足や工事遅延が発生しがち
- 10月〜12月:夏のシーズンが終わり、型落ち品などを安く購入できる時期を狙う
お得に買いたいのであれば、“春〜初夏”のシーズンが狙い目!夏本番の前に準備をしておきましょう。
エアコンを安く買うコツ5選
おすすめの購入時期がわかったところで、さらに押さえておきたいのが、安く賢くエアコンを買うための戦略。
それでは購入者たちが実践したテクニックをご紹介していきます。
1. ネット・店舗で価格を徹底比較
複数のサイトや店舗で価格・工事費・ポイントなどを徹底的に比較し、最もお得な選択肢を探す。
「ネットで色々なサイトを見てどこが安いか比べて探しました」
「家電量販店を何件もまわって、工事費込みの値段を比較しました」
「記載の広さのエアコンはオーバースペックだというネットの情報を元に、性能の表を見比べながら検討した」
2. セール・タイムセールを狙う
Amazonや楽天のセール時期、家電量販店の決算セールなどで価格が下がるタイミングを活用。
「Amazonのセールを狙い、そこに合わせてポイントも貯めていました」
「Amazonのタイムセールを利用し、ポイ活で交換したギフトカードを全て使った」
「家電量販店のセールの時期に購入した」
3. キャンペーン・ポイント還元を活用
家電購入時のキャンペーンやポイント制度でさらに実質価格を下げる工夫も。
「家電量販店のキャンペーン時期に購入しました」
「他の家電と合わせて購入してキャンペーンの割引を多くつけてもらった」
4. まとめ買いや交渉で割引を引き出す
家族や知人と一緒に購入する、他の家電とまとめて買うことで割引率を高めた声も。
「知り合いが以前勤めていた家電量販店で、直接交渉させていただき、他にもたくさん購入したので割引してもらえました」
5. 誕生日割引や会員特典を活用
通販サイトや量販店の会員向け特典、誕生日割引を使った事例もありました。
「ジャパネットタカダで誕生日月に特別割引があったため購入しました。誕生日には某家電量販店よりもDMが届きましたので利用出来ると思います」
各ショップなどで行われているセール情報などを調べることで、ネット×セール×ポイント還元の“合わせ技”が最強の節約術といえるでしょう。
「安くても満足」できた理由は?
いくら安いからといっても、きちんと機能が備わっていないと意味がありません。コスパのよいエアコンと出会うための決めては何なのでしょうか?
安価なモデルでも高い満足度を得られている人たちは、次の2つのポイントを重視していることがわかりました。
- 冷房性能がしっかりしている
- 省エネで電気代が抑えられる
そして調査結果によると、特に6〜12畳の部屋向けでは、初期費用の安さ × ランニングコストの低さという総コストで「工事費込みで7〜10万円以内」が十分満足という声が多数ありました。
メーカー別に、実際の購入者からの声を見てみましょう。
- パナソニック(エオリア):古いモデルよりも電気代が安いのでよかった
- アイリスオーヤマ(IRAシリーズなど):コンパクトで省エネなので、電気代の節約になった
- 山善・無印良品・その他メーカー(ビーバー):三菱重工のビーバーエアコン18畳用が本体10万円台、取付・取外し・10年保証込みで約15万円とトータル費用が安かった
- ダイキン(うるさらX/Eシリーズなど):省エネモデルで、使っていたものと比べて電気代が安くなったように感じる
- 日立(白くまくん):シンプルな設計で余計な機能もなく、手ごろな価格で十分な性能を発揮しています
安いエアコンで失敗した人のリアルな後悔とは?
このアンケートでは、「安さにこだわったが後悔はない」という声が挙がっている一方で、価格に重視しすぎてしまい実際に使って後悔しているかたもいるようです。
- 部屋に合わないスペックで冷えない
- 暖房性能が不十分だった
- 設置工事の対応が悪かった
- 工事費が別料金で、結果高くついた
安さだけで判断せず、「部屋の広さ×機能性×工事品質」のバランスを見極めることが必要です。
やっぱり信頼の大手メーカーが強い?人気ブランドランキングTOP3
1位 ダイキン(46票)
ストリーマや静音といった機能面への満足度が高く、快適性と性能をきちんと備えている点で評価されています。
初心者にも扱いやすい操作性のよさや、「価格以上の価値がある」といった声が多く、コストパフォーマンスがよいエアコンの一つです。
「ダイキン独自のストリーマ機能で、夏の寝室独特の臭いがまったく気にならなくなりました」
「はじめてダイキン製を使いましたが、操作も快適で特に不満はありません」
「高性能の割に電気代も安く、コスパ面で考えてもダイキンを選んで良かったと思っています」
2位 パナソニック(36票)
省エネ性能や耐久性の高さで支持を集めています。エオリアシリーズの評判もGOOD。
3位 日立(34票)
「白くまくん」シリーズが定番人気。シンプルで使いやすいうえにしっかり冷えると好評です。
その他の人気ブランド
アイリスオーヤマ:低価格帯×シンプル機能が使いやすく初心者にも人気
三菱重工:価格は抑えつつも広めの部屋に合う冷暖房のパワーが備えられていてコスパよし
まとめ
今回のアンケート調査から見えてきたのは、価格だけでなく、設置費用や電気代まで含めた“総コスト”で判断する人が満足しているという事実です。
これからエアコンを購入するというかたは、リアルな声を参考に、あなたの暮らしにぴったりの1台を見つけてくださいね。