今回は、HSPの女性からby themに寄せられた恋愛についての質問にお答えしましょう。
QUESTION
私はHSPです。すぐに彼氏に依存し尽くしすぎて「しんどい」と感じる交際をしてしまいます。依存しないための改善方法はありますか?このような相手とならうまくいくのでは、といったアドバイスもいただきたいです。
感受性の高い「HSP」の特徴と傾向
HSP=ハイリー=センシティブ=パーソン(Highly Sensitive Person)とは、高度な感受性をもつ人のことをいいます。
敏感な人は生きづらいことも多いですが、豊かな感受性によってポジティブな体験もたくさんやってきます。
たとえば、一般的な人よりも愛情や喜びを深く感じます。芸術的なセンスがあり、人への共感のみならず、動物や環境問題への関心も高い傾向にあります。直感にもすぐれたHSP(ハイリー=センシティブ=パーソン)は、スピリチュアルな人に多い資質といえるでしょう。
豊かな感受性は「繊細」とほぼ同義語です。繊細であるがゆえ、日常の些細なことでも喜びやすく、他愛のないひと言に深く傷つくこともあります。
相手のなかにある小さな感情の波を察知できるため、相手に振りまわされることもあるでしょう。
しんどい恋愛から抜け出すには?
質問者のかたは、『すぐに彼氏に依存し、尽くしすぎて「しんどい」と感じる』といっていますが、それは依存ではなく、どちらかというと自分を見失い、不安定になっているのではないかと思います。
HSPの方は、感受性豊かであるがゆえ、小さなシグナルも大きな音を出す警報器のように感じるわけです。
ずっと非常時のサイレンが鳴っている状態ではまともな仕事はできません。まともな日常生活も送れないでしょう。仕事や日常を守るためには、意識的にサイレンを切ることです。
HSPの方が恋愛をするうえでは、ココロのなかで鳴り響くサイレンを意識的に切ってしまうことがときには肝心です。
自分の感覚が訴えてくるものを押さえつけるわけでも無視するわけでもありません。相手がなにを思い、どのように感じているかをひとたび理解すれば、そのことをずっと感じ続ける必要はありません。ずっとそれに構う必要はないのです。
そのようにして鳴り響くサイレンを意識的に切ることで、自分を見失い不安定になることは少なくなっていきます。