「最近、ひとりで過ごす時間が増えたな…」「友達と予定を合わせるより、ひとりの方が楽かも」そんな風に感じたことはありませんか?
かつては「ひとりでいる=寂しい人」というイメージもありましたが、今は違います。映画も旅行もカフェも、むしろひとりで楽しむ「ソロ活」が当たり前の時代になってきました。
特にZ世代(1990年代後半〜2010年代生まれ)を中心に、ソロ活は単なる「気楽な過ごし方」を超えて、自分らしさを表現する大切な時間として捉えられています。
僕と私と株式会社が実施した世代別調査から見えてきた、現代のソロ活事情と、そこに隠された心理について詳しく見ていきましょう。
実は多い?ソロ活を楽しむ人たちの実態
調査結果によると、直近3カ月以内にソロ活を経験した人の割合は、Z世代で41.1%、Y世代で37.7%という結果になりました。
つまり、若い世代では約4割の人がひとりでの活動を積極的に楽しんでいるのです。
この数字を見て、どう感じますか?「意外と多い」と思った方もいれば、「自分だけじゃなかったんだ」と安心した方もいるかもしれません。
一方、X世代では22.9%と比較的低い数値に。これは若い世代ほど、ひとり時間を楽しむことに抵抗がなく、むしろ積極的に選んでいることを示しています。
学校や職場で常に誰かと一緒にいることが求められる現代社会。だからこそ、自分だけの時間を意識的に作ることが、心の健康を保つために大切になっているのかもしれません。
みんなが楽しんでいるソロ活ランキング
では、実際にどんなソロ活が人気なのでしょうか?調査から見えてきた人気のソロ活を見ていきましょう。
1位 ひとりカフェ・外食

image by:Unsplash
世代を問わず最も人気が高かったのが、ひとりでカフェや飲食店を訪れることでした。
好きな時間に、好きなメニューを、自分のペースで楽しめる。誰にも気を使わず、読書をしたりスマホを見たり、ぼーっとしたり。
そんな自由な時間が、多くの人にとって心地よいひとときになっているようです。
2位 ひとり映画

image by:Unsplash
映画館での映画鑑賞も、ソロ活の定番として定着しています。
誰かと一緒だと「どの映画にする?」「何時の回にする?」と相談が必要ですが、ひとりなら見たい作品を見たい時間に楽しめます。
上映中に感情移入して泣いてしまっても、誰にも気を使う必要がないのも魅力です。
3位 ひとり旅行・おでかけ

image by:Unsplash
行き先も滞在時間も、すべて自分で決められるひとり旅。観光地で長居したいときは長居し、疲れたらすぐに休憩できる。
そんな自由さが、ひとり旅の醍醐味です。最近では、ひとり旅専用のプランを用意している宿泊施設も増えてきました。
4位 ひとり買い物

image by:Unsplash
ショッピングも、ひとりで楽しむ人が増えています。
友達と一緒だと「早く決めなきゃ」と焦ってしまったり、相手の好みに合わせて妥協してしまったりすることもありますよね。
ひとりなら、じっくり選んで、本当に気に入ったものだけを手に入れることができます。
Z世代ならではの特徴も
興味深いのは、Z世代では「ひとりカラオケ」が30.1%、「ひとり推し活(展示・撮影・聖地巡礼など)」が19.8%と、ほかの世代より高い傾向が見られたことです。
これらは単なる娯楽ではなく、自分の感情に向き合ったり、好きなものへの気持ちを表現したりする活動。
つまり、Z世代にとってソロ活は「自分らしさを確かめる時間」としての意味も持っているのです。


0 件

