最近、なんとなく気持ちが重い。理由はわからないけれど、やる気が出ない。心がざわざわして眠れない──。
そんな小さな不調を抱える人が、いま急増しています。
「心が弱いわけではありません。現代の脳が疲れすぎているだけです」
そう語るのは、精神科医の加賀谷隼輔(kagshun)先生。
でも、その“疲れすぎた心”を支えてくれる存在として、いま注目されているのがAIだといいます。
今回は、日常で抱えるモヤモヤにAIをどう活かせるのか、そして私たちの心に何が起きているのかを伺いました。
関連動画:インタビュー本編はこちら
記事内で紹介している内容は、こちらの動画でもご覧いただけます。
▶ 今日からできる! 精神科医が教える「AIで心の負担を減らす習慣」
https://youtu.be/PPDe2AqEsKo
※文章を読む時間がない方は、こちらを先に視聴しても理解できます。
「理由のわからない心の疲れ」は脳の仕組みで説明できる

仕事、恋愛、人間関係。毎日を普通に過ごしているだけなのに、気持ちが沈みやすい。
そんな状態が続くと「自分が弱いだけなのでは?」と思ってしまう人も多いのでは。
しかし、加賀谷先生は断言します。
「心の疲れの多くは“脳の疲労”です。性格とは関係ありません」
現代は情報量が爆発的に増え、SNSや人間関係、仕事のマルチタスクで、脳は常にフル稼働しています。
その結果──
- 集中できない
- 不安がふえる
- 眠れない
- やる気が出ない
といった不調が起きやすくなるのです。
AIは“感情の鏡”。あなたの心を静かに整えてくれる

脳が疲れる時代に、AIはどう役に立つのでしょうか?加賀谷先生は、AIをこう捉えています。
「AIは、感情を言語化してくれる“心の鏡”になります」
気持ちがまとまらない時、言葉にするだけで心が軽くなる──そんな経験はありませんか?
実は、AIは
- 否定しない
- 待ち続けてくれる
- こちらのペースを崩さない
という特徴があり、感情整理にとても向いているのです。
◆今日からできるAIセルフケア
- 「今日はなんだかしんどい」とAIに話す
- 不安の正体をAIに分解してもらう
- 自分の考えを整理しやすい質問を投げてもらう
- 小さな行動計画を一緒に作る
どれも「ただ話すだけ」なのに、驚くほど気持ちが軽くなる人も多いと言います。
AIは恋愛にも効く?“気持ちのすれ違い”が整理される理由

恋人の言動にイライラする時、自分の感情を説明しようとすると余計に混乱する。そんな経験は誰にでもあります。
「AIに気持ちを説明しているうちに、“本当は何を求めていたのか”が見えてきます」
つまり、AIとの対話は“自分の気持ちの地図を描く作業”なのです。
そこから、
- 冷静に言葉を選べる
- 相手にやさしく伝えられる
- 無駄に傷つかない
といったメリットが生まれます。
AIは恋愛相談を解決してくれるのではなく、自分の心を整えてくれる存在として機能するのです。
心が疲れた時に必要なのは「自分を責めない仕組み」

現代の私たちは、がんばりすぎる傾向があります。
「もっとできるはず」「弱い自分が悪い」「周りはうまくやっているのに」
そんな思考が、さらに心を追い詰めてしまいます。
加賀谷先生はこう言います。
「自分の状態を“科学的に理解する”ことが、心を守る第一歩です」
AIはその橋渡しをしてくれるツール。
感情を客観視し、脳の仕組みを理解すれば、心は必ず整っていくと言います。
12月11日のウェビナーでは“具体的な整え方”を紹介

今回のインタビューで語られた内容は、ほんの一部。
12月11日(木)20:00〜のZoomウェビナーでは、
- 脳疲労の正体
- 不安とメンタルのメカニズム
- AIを使ったセルフケアの実践
- 日常で心を守る習慣
など、さらに深い話を伺います。
心が疲れやすい時代に、自分のケアを学ぶことは“贈り物”のようなもの。あなたの心を守るヒントが見つかるはずです。
▼インタビュー動画(YouTube)
▼ウェビナー詳細はこちら
https://peatix.com/event/4682673/
▼事前質問はこちら
https://forms.gle/K9d6f6rBmdiYi3js8
- 取材・文:by them編集部
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。


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