社会人になったら、恋愛が遠くなった気がする。学生のころはあんなに自然に出会いがあったのに、社会人になった途端、簡単には出会えない。
このように感じている人は少なくないでしょう。
株式会社アイベックが運営するマッチングサービス「ハッピーメール」が成人男女200人を対象に実施した「社会人の出会い」に関するアンケート調査では、多くの社会人が出会いの減少を感じていることが実際にわかっています。
今回はこの調査データをもとに、現代の社会人が抱える“出会いの悩み”を一緒に考えていきたいと思います。
社会人の約8割が感じている、あの孤独感
まず驚かされるのが、「社会人になってから異性との出会いが減った」と感じている人の割合です。男女ともに約8割の人がこの感覚を抱えているということになります。
これは決して特別な悩みではありません。むしろ、ほとんどの社会人が通る道と言っても過言ではないでしょう。
学生時代は、クラスや部活、サークルといった“半強制的なコミュニティ”があったからこそ、自然と人と交わる機会がありました。
でも社会人になると、その枠組みが一気になくなる。気づいたら、毎日顔を合わせるのは同じメンバーだけ、なんてことも珍しくありません。
「自分だけがうまくいっていない」と感じていた人も、この数字を見れば少し肩の荷が下りるのではないでしょうか。
それでも、出会いを実現している人はいる
一方で、少し希望の持てるデータもあります。「現在、恋人や配偶者がいる」と答えた人は、男性で約5割、女性で約6割。
出会いが減ったと感じながらも、半数以上の人がパートナーを見つけているのです。
つまり「出会いがない」という状況は共通していても、そこからどう動くかによって結果は変わってくる。
社会人になってからの出会いは、学生時代のように自然に訪れるものではなく、ある程度“意図的に動く”ことで生まれるものなのかもしれません。
もしかしたら、今パートナーがいる人も、過去には同じような悩みを抱えていたのかもしれない。
そう考えると、現状を悲観するより「じゃあ、どう動こうか」という方向に気持ちを向けるほうが、ずっと建設的だと思いませんか?
出会いが減る、その“本当の理由”
では、なぜ社会人になると出会いが減ってしまうのでしょうか。調査では、その原因についても詳しく聞いています。
最も多かった回答は「新しい人と関わる機会が減った」というもの。特に女性でこの傾向が強く見られました。
毎日同じ職場に通い、同じ顔ぶれと話す日々。そこに新鮮な出会いが生まれにくいのは、ある意味当然のことかもしれません。
次に多かったのは「仕事が忙しく時間がない」でした。こちらは特に男性から多く集まった回答です。
社会人になりたてのころは仕事を覚えることに精一杯で、プライベートに使える時間や気力が残らない、という声はよく聞きます。
恋愛を後回しにしているうちに、気づけば数年が経っていた。そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。
次いで、「職場に異性が少ない」が票を集めました。業種や職種によっては、職場の9割が同性という環境も珍しくありません。
出会いの場として最もアクセスしやすいはずの職場が、必ずしも出会いの場になり得ないという現実があります。
さらに「異性と出会える場所がわからない」という回答も一定数ありました。
行動したい気持ちはあっても、どこに行けばいいのかわからない。そんな戸惑いを抱えたまま、時間だけが過ぎていく。そんな人の姿が目に浮かびます。
加えて、近年増えているのが「テレワーク中心で人と会わなくなった」という声。画面越しのコミュニケーションが日常になった今、人と直接顔を合わせる機会そのものが減っているのも事実です。
わかっているのに、動けない。その葛藤とは
「出会いが減った」と感じている人のうち、実際に何か行動を起こした人はどれくらいいるのでしょうか。
答えは、約4割。逆に言えば、6割の人は課題を感じながらも、具体的な一歩を踏み出せていないということになります。
「何かしなきゃとは思っているんだけど…」「どうせうまくいかないし…」「もう少し落ち着いたら考えよう…」
そんな声が、この数字の裏側に隠れているような気がします。
気持ちはよくわかります。動くことには、少なからず勇気とエネルギーが必要です。忙しい日々の中で、新しいことに踏み出すのは簡単ではありません。
でも、現状が変わらないのは、何もしていないからかもしれない。そう気づいたとき、初めて変化のきっかけが生まれるのではないでしょうか。
出会いを実現した人たちは、何をしたのか
では、実際にパートナーを見つけた人たちは、どんな方法で出会いを実現させたのでしょうか。
最も多かったのは「友人に紹介を頼んだ」という方法。男女ともにトップに挙がったこの手段は、昔ながらの方法でありながら、今でも最も信頼性が高いと言えるかもしれません。
友人を通じた紹介は、相手の人となりがある程度わかるという安心感があります。「いい人いたら紹介して」と、まず身近な人に声をかけてみることが、意外と大きな一歩になるかもしれません。
そして次に多かったのは、「マッチングアプリの利用」。数年前まではどこか後ろめたいイメージがあったかもしれませんが、今や多くの方が利用している出会いの手段です。
時間や場所を選ばず、自分のペースで相手を探せるという手軽さが、忙しい社会人にとって大きなメリットになっています。
男女ともに同程度の利用率という点も、もはや特定の層だけのものではないことを示しています。
そして「合コンへの参加」も人気があるようです。特に女性がこの方法を好んで利用しているのがわかりました。
ワイワイした雰囲気の中で自然に話せる合コンは、緊張しやすい人にとっても比較的ハードルが低い場とも言えます。
職場の同僚や友人経由で声をかけてもらえれば、参加のきっかけもつかみやすいでしょう。
次いで多かったのは「婚活パーティーへの参加」。結婚を視野に入れた出会いを真剣に求めている人向けの場ですが、参加者の目的が明確な分、方向性のすれ違いが起きにくいというメリットもあります。
そして意外にも「ナンパ・逆ナン」という方法を選んだ人も。男性を中心に一定数の回答がありましたが、女性からはほとんど挙がりませんでした。
行動力のある人には有効な手段かもしれませんが、相手への配慮が必要なことは言うまでもありません。
運命のパートナーに出会えた人が、大切にしていたこと

image by:Unsplash
最後に、実際にパートナーを見つけた人たちが「出会いの場で意識していたこと」についても見てみましょう。
ここには、出会いを実現するための、シンプルだけど本質的なヒントが詰まっています。
男性に多かったのは、会話の内容や雰囲気づくり、そして気遣いといったコミュニケーション面への意識。
「相手が飽きないように話を工夫した」「笑いを交えて場を和ませた」「紳士的に接することを心がけた」という声が並びました。
そして女性に多かったのは、笑顔・清潔感・身だしなみなど、第一印象に関わる要素。
「普段より清楚な服装を選んだ」「メイクや髪型を整えた」「話しかけやすい雰囲気を意識した」といった回答が目立ちました。
共通して言えるのは、「出会いの場に“ただいるだけ”では足りない」ということ。その場でどう振る舞うか、どんな印象を残すか。
そこに意識を向けた人ほど、その後の関係が育ちやすいのかもしれません。
まとめ
社会人の約8割が出会いの減少を実感している。これは動かしようのない現実です。でも同時に、行動を起こした人の多くがパートナーを見つけているというのも、また事実です。
出会いが少ない時代に、じっと待っているだけでは何も変わらない。友人に声をかけてみる、アプリを試してみる、合コンの誘いに乗ってみる——どんな小さな一歩でも、動いた人のところに出会いはやってきます。
「まだ早い」「もう少し自分を磨いてから」「タイミングが合えば」…そうやって先延ばしにしてきた時間、少しだけ方向を変えてみませんか?


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