ジメジメとした湿気、どんよりとした空。梅雨の季節が近づくと、気分が沈むだけでなく、身だしなみについてもより一層注意が必要になりますよね。
中でも多くの方が悩んでいるのは、湿気に負けないヘアセットではないでしょうか。
アイロンで丁寧に整え、スタイリング剤を念入りに馴染ませ、ようやく「よし、決まった」と玄関を出ても、外の湿気にやられてあっという間に崩れていく…。
さらに30代後半を過ぎると、髪の悩みは梅雨だけの問題ではなくなってきます。
気づけば頭頂部がぺたんこになっていた、前髪が分かれてしまう、若いころとは明らかに髪質が変わった…そんな変化を感じているのは、決してあなただけではありません。
そこで今回ご紹介したいのは、女性専門の薄毛治療クリニック「リアスクリニック」が30代後半〜50代の女性1,004人を対象に実施した「梅雨の時期に髪の悩み」についての調査結果。
思わず「わかる…」とうなずきたくなるリアルな現実が次々と浮かび上がりましたので、早速見ていきましょう。
梅雨の湿気が「隠したい悩み」を加速
梅雨の時期になると、より一層多くの型が髪型に悩まされているかと思いますが、具体的にどんな悩みを抱えているのでしょうか?
まずは、「他の時期と比べて、梅雨の時期に他人に指摘されたくない・恥ずかしいと感じる髪の悩み」を聞いたところ、その答えは明快でした。
1位 うねりやくせ毛がひどくなる/76.0%
実に4人に3人が挙げた圧倒的トップ回答。
湿気を吸ったキューティクルが不規則に膨らむことで、普段は気にならない程度のくせが、梅雨になると手のつけられない状態になってしまいます。
「もともとくせ毛なのはわかっているけれど、梅雨だけは本当に嫌」という声は、多くの女性に共通する感覚でしょう。
2位 うねりやアホ毛がボサボサと目立っている/51.7%
頭の上にぴょこんと飛び出すアホ毛。普段は数本程度でも梅雨になると量が増え、全体的にまとまりのない印象になってしまいますよね。
「きちんとした人」に見られたい朝の出勤前に、鏡の前で途方に暮れた経験がある方も多いはずです。
3位 湿気によるボリュームダウンで髪の薄毛が目立つ/36.5%
この回答は、特に30代後半〜50代が抱える深刻な悩みです。
梅雨になると湿気で髪がうなだれ、頭頂部や分け目の地肌が透けやすくなり、普段よりも薄毛が目立ってしまいます。
梅雨と加齢の二つの要因が重なることで、悩みは単純な「くせ毛問題」を超えた、より複合的なものになっていきます。
雨続きで気分が沈みがちな季節に、追い打ちをかけるように訪れる「見た目へのストレス」は、心身ともに少なくない影響を与えています。
朝セットした完璧ヘアスタイルも束の間…

image by:Unsplash
では、こうした悩みに対して、みなさんはどう対処しているのでしょうか。
「梅雨の時期、朝のヘアセットにかける時間は他の季節と比べて長くなるか」という質問に対して、6割以上が「かなり長くなる」(15.4%)または「やや長くなる」(46.1%)と回答しました。
忙しい朝の貴重な時間を削って、アイロンを当て直し、スタイリング剤を重ね付けして、なんとか「見られる状態」に仕上げていく。その努力と時間は、決して無駄ではないはずです。
とはいえ、それだけ努力しても綺麗なヘアスタイルを保てるのは束の間。
「朝のヘアセットをした後、どれくらいのタイミングでセットの崩れを感じるか」という質問の回答は以下のようになりました。
- 1位:外出後すぐ/37.1%
- 2位:午前中(1〜2時間程度)/30.5%
- 3位:お昼休みごろ(半日程度)/27.2%
つまり、約7割の女性が外出後すぐまたは午前中にはセットが崩れていると感じているのです。
あれほど時間をかけて整えたのに、会社に着くころにはもう崩れ始めている現実に、思わず肩を落とした方も多いのではないでしょうか。
実際に以下のようなエピソードが寄せられています。
「アイロンで朝整えても、職場ですぐにうねりとアホ毛が目立つ。時間のない朝に一生懸命やっていることは無駄な時間だった…と雨の日は常に思う」(50代・パート)
「せっかく整えてもアホ毛みたいのがパヤパヤ出てきて、電車の窓ガラスに写った自分がみすぼらしく見えたこと」(50代・パート)
「前髪のくせうねりが増しておでこの生え際が数カ所で分かれてしまい、禿げているおじさんみたいです」(50代・パート)
ユーモアを交えながらも、その言葉の奥にある「情けなさ」や「悲しさ」は、多くの女性に刺さるものがあるはずです。
パートナーよりも「バレたくない相手」がいる。同年代の視線に敏感な理由
さらに調査では、薄毛やボリュームダウンにまつわる心理的な実態も明らかになりました。
「湿気による薄毛やボリュームダウンが原因で、人に会いたくない・外出をためらうと感じた経験があるか」という質問に、約8割が「時々ある(48.1%)」または「よくある(32.8%)」と回答。
薄毛の悩みが、行動そのものを制限するほどの心理的負担になっていることがわかります。
では、その薄毛を「隠すための工夫」として試みられていることは何でしょうか。
1位 帽子などで隠す/45.1%
最も手軽で即効性の高い方法として、帽子を被る方が圧倒的に多いようです。薄毛もうねりもアホ毛も、すべて一度に隠せる万能さは確かに魅力的。
ただし、帽子を脱いだ瞬間が怖い、室内では使えない、フォーマルな場には不向き、といった場面の制約は避けられません。
また、「帽子が被れる日はいいけれど、会議や冠婚葬祭のときが一番憂うつ」という声も聞かれており、あくまで根本的な解決にはならない点が課題として残ります。
2位 分け目をジグザグにする/27.6%
地肌を見えにくくするテクニックとして、美容メディアなどでも広く紹介されている方法です。
一本の直線よりもジグザグな分け目の方が、地肌が透けて見えにくくなるという視覚的な効果があります。
ただし、この方法が有効なのはあくまでもセット直後のみ。梅雨の湿気にさらされれば、意図した分け目はすぐに元に戻ってしまいます。
「朝はうまくいったのに、気づいたら普通の分け目に戻っていた」という経験がある方も多いことでしょう。工夫としては有効なものの、持続性という点ではやはり限界があります。
3位 地肌を隠すパウダーや黒スプレーを使う/21.9%
近年、選択肢が急速に増えてきたヘアカバーコスメです。薄毛が気になる部分にさっとのせるだけで地肌をカバーできるため、即効性と手軽さは高く評価されています。
一方で、汗や皮脂、湿気によって落ちやすく、特に梅雨の時期は「白髪染めスプレーが流れて額に跡がついてしまった」「夕方には効果がなくなっていた」といったトラブルも起きやすい。
見た目を整える効果はあっても、髪の状態そのものを改善するわけではないため、どうしても「バレないか」という不安と隣り合わせになりがちです。
そして気になるのが、「バレたくない相手」の正直な本音です。
- 1位:同年代の女性の友人やママ友/35.0%
- 2位:職場の同僚や後輩/23.8%
- 3位:夫や彼氏などパートナー/16.4%
パートナーよりも、同年代の女性の目を気にしているとわかったこの結果は、女性の心理をよく表しているとも言えます。
「あの子と比べて老けて見えないかな」「同い年なのに自分だけ髪が薄くなっていると思われたくない」。
そんな比較の視線は、長年の友人やよく顔を合わせる職場の仲間に対してこそ、強く働くのかもしれません。


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