こんにちは。MISAです。
最近、独身の40代以降の方のお悩みを聞くとよく出てくるのが「一人で生きることの意味」「一人で生きていいのか」です。
きっとこの世には天から与えられたミッションがあって、その中には結婚をして子どもを持って、家族のお世話をして生きていくというものがあって。
私はその生き方をしていないけれど、これでいいのでしょうか。ということですね。
それはその人の中に、なかなかクリアリングできない不安や、時には劣等感として残っていることがあります。
すべての人にとって、達成しなくてはいけない天界から与えられたミッションがあるとするなら、それは「愛すること」です。
自分以外の誰かを心から愛すること。この「愛」というのはとても広く大きな意味を持っています。
一人で生きていても「愛」は学べる

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例えば「深く感謝をすること」これも愛と判断されていますし、「許すこと」「受け入れること」も、愛ある行為として認められています。「助けること」「協力し合うことができること」も愛です。
これらの愛を体験して習得していくためには「家族を持つ」ということは確かに有意義であると思います。
弥が上にも愛すること、許すこと、受け入れること。そして感謝を伝えることが、家族で円満に生活していくためには必要となるからです。
でも、だからと言って、家族を持たない生き方のなかで、愛を学べないわけではありません。
一人で生きていくなかでも、他者との関りを通して、愛を感じることはできるのです。家族だけが愛の対象ではありませんから。
さらに言うならば、家族を持つすべての人が、この「愛」を学べているとは限りません。
我が子でありながら愛せなくて悩んでいる人もいますし、親から十分な愛を感じていない人もとても多いのが現状です。
結局は、そこに家族がいてもいなくても、愛を大切にしようとか、愛について学ぼうという意識が働かなければ、愛について学ぶことはできません。
一人で生きていく。それは例えば経済的に、例えば法的に。
誰とも支え合わずに一人で生きていく経験を積み、そのために自分と向き合うことを学ぶという、そういう人生です。
不安なこともあるでしょうし、寂しいこともあるでしょうし、心細さもある中で、家族ではない誰かと心を交わせることもあるでしょうし、互いに助け合うこともあるでしょうし、そこに大きな感謝を感じることもできるでしょう。
なかには、不安じゃないし、寂しくないし、心細くもない、という人もいます。一人で生きていくことをエンジョイしているのですね。
これはこれで、素晴らしいことです。一人で生きることを楽しんでいるからといって、愛がない人というわけはありませんから。
つまり、それでいいのです。一人で生きていくからこそ、学べる人生と、そこにある愛を知るのです。とりあえず今回の人生は、それを経験できたということで。
そして未来は変わるので、ずっと家族への愛に生きがいを感じて生きていた人が、ここから先は一人を楽しむぞ!となることもありますし、ずっと一人で生きてきた人が、突然に誰かと支え合い生きる道になることもあります。
パートナーがほしい人だって、何歳になってもその縁は降りてくるのですから。
その時その時で、愛を感じて、自分が生きている今を居心地よくするために試行錯誤しながら懸命に生きていれば、それでいいのです。
これは、今一人で不安を感じながら生きている人や、一人を満喫しているけれどこれでいいのかと思っている人など、その人本人へのメッセージでもありますけれど。
例えばあなたの子どもがこのような人生であっても、あなたの友人がこのような人生でも、そこには何の問題もないことを、あなたに知っていてほしいなと思います。
愛を学べているのなら、それでいいのです。
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