皆様、こんにちは、婚活FP山本です。
今回は、ハイスペ男性との出会いを望んでいた30代後半の関東の未婚女性から婚活についてお話をいただきました。
これを読んでいただいている間は、ちょっと婚活や人生について考えてみましょう。
子どもがほしいけど…月何万円貯金できれば十分?

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『ハイスぺ以外絶対イヤと思っていたけど、一人でいるのも辛くなってきました。でも今さら妥協するのも考えられなくて…どうしたらいいでしょうか?』
当人は年収400万円の会社員で婚活5年超。最近ではハイスぺと出会うことさえ厳しく、いろいろと不安が出てきたと言います。
また子どももほしく、出産に焦る一方で、教育費を考えると妥協が厳しいとのこと。
ちょっと久々のハイスぺ希望ですね。望んでも叶うとは限らないものですから、ここは現実的な対処を考えましょう。
さて、まずは基本ですが、『共働きすれば子供一人なら何とかなる』など、できるなら高望みを控えるのがおすすめです。
少し教育費に幻想があるのかもしれません。一般的な教育費は22年総額で1400万円ほど。月々5万円ほどで足りる金額です。
加えて、生活費を月4~5万円とすれば、一人なら月10万円あれば大丈夫と言えます。つまり結婚後、月10万円貯金できれば十分。
また最近では、将来的な老後資金も課題ですが、ひとまず最低限の2000万円で考えれば、月8万円ほどで60歳時に準備できます。
合計で月18万円貯金ができれば大丈夫。
そして月18万円貯金は、簡単に言えば、「共働きで、一方の収入を全額貯金」すれば普通の年収で足りる金額となります。
ハイスぺを望む理由が子育てだけなら、これで何とかなる可能性を見いだせるかと。
一人の収入で夫婦の生活を賄う点は大変ですが、未婚子ナシと比較しながら考えてみましょう。
もし結婚できなかったらどうする?選択肢は?

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さて、並行的に大切なことなのですが、『結婚できない可能性も視野に入れる』のも必要です。結婚以外の方法での充実も考えましょう。
一般的に、強くハイスぺを望む女性は、ほかにもさまざまな願望がありがちです。同時に、そうでない男性と結婚した女性を下に見たり憐れんだりすることも多々。
だからこそ、同列になるのに拒否感が強く、妥協が厳しいことが本当によくあります。
しかしハイスぺほど女性にも高水準を求め、出会うことさえ厳しいということは、あなたはその水準にいないわけです。今後も含め、その結婚は実現しないかと。
また、強くハイスぺ婚を望む女性は、その結婚以外に人生を好転、あるいは充実させる手段がないことが多々あります。その結果、より固執が強まる傾向です。
このため、今後もハイスぺを狙う一方で、それが叶わない可能性も視野に入れて、結婚以外の方法で人生を考えることも大切。
一般的にはキャリア、または趣味ですが、中には実質的な養子という選択をする方も。少しこれらも考えてみてはいかがですか?
厳しい話ですが、年齢面を考えると、ハイスぺ狙いでなくても結婚が厳しい頃合い。
結婚以上に人生をどうするかを改めて考え、新たな行動を起こしていきましょう。
最後にちょこっと…
「子育てを考えるとハイスぺしか無理…」「でもハイスぺと結婚できる兆しがない…」
極めてよくある婚活女性の悩みですね。大抵、今さらの妥協は厳しいものなので、ここは結婚以外に視野を広げましょう。
余談ですが、ハイスぺ狙い・高望みはけして悪いことではありません。
でも、相手だって女性を選んでくる以上、全女性が叶えられるものでもないのです。
どこかで理想と現実の折り合いが必要。少し落ち着いて考えてみましょう。
なお、最近の婚活市場の実情を知りたい方、また最近の既婚夫婦の現実を知りたい方、そしてしっかりライフプランを通して考えたい方はいつでもご相談くださいませ。
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