付き合い始めのころは毎日ドキドキして、会えるだけで幸せを感じていたのに、最近は恋人と一緒にいても何だかつまらない。
そんな感覚を抱いたことはありませんか?もしかしたら、それは「倦怠期」のサインかもしれません。
恋愛における倦怠期は、多くのカップルが通る道です。しかし、その乗り越え方を間違えると、別れという結末を迎えてしまうこともあります。
では、倦怠期はいつごろ訪れやすいのでしょうか?そして、どのようにして乗り越えればいいのでしょうか?
今回は、倦怠期を経験した成人男女200人を対象に実施されたアンケート調査から、倦怠期の実態と乗り越え方について詳しく見ていきましょう。
きっと、あなたの恋愛の悩みを解決するヒントが見つかるはずです。
倦怠期が最も訪れやすいのは「交際6カ月~1年」

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アンケート調査によると、倦怠期を経験した人の多くが「交際してから6カ月~1年ごろ」に倦怠期を迎えていることが明らかになりました。
この時期は、ちょうど相手のことがわかってきて、関係が安定してくるころです。
最初の数カ月は、相手のすべてが新鮮で、会うたびに新しい発見があったでしょう。
しかし、半年〜1年も一緒にいると、相手の行動パターンや考え方が予測できるようになってきます。気楽に過ごせるようになる一方で、新鮮さや驚きが減っていくのです。
恋のドキドキ感が落ち着き、安心感に変わるこの時期こそが、倦怠期の入り口なのかもしれません。
「慣れ」は心地よさをもたらしますが、同時に「飽き」という感情も連れてくるのです。
倦怠期に気づく瞬間とは?3つの典型的なサイン

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倦怠期を経験した人たちに「倦怠期が訪れたと気づいた瞬間」を尋ねたところ、明確な3つのパターンが浮かび上がってきました。
あなたの恋愛にも当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
一緒にいても楽しくない、会話が続かない
最も多かった回答が「一緒にいてつまらなくなったとき」(59人)でした。
デート中なのに会話が盛り上がらない、沈黙が気まずい、お互いにスマホばかり見ている。こんな状況に心当たりはありませんか?
付き合い始めのころは、何気ない日常の話題でも楽しく会話できたはずです。
しかし、相手の反応や話の内容が予測できるようになると、会話に新鮮味がなくなってしまいます。
恋人への興味や関心が薄れてくると、一緒にいる時間そのものが退屈に感じられるのです。
些細なことでイライラ、相手の欠点ばかりが目につく
次に多かったのが「相手に対して不満を感じたとき」(56人)という回答です。
交際期間が長くなると、恋人の嫌な部分が次々と目につくようになることがあります。
「こんな一面があったんだ」という発見が、がっかりや幻滅に変わってしまう瞬間です。
以前なら許せていた小さな癖や習慣が、なぜか無性に気になる、食べ方、話し方、価値観の違いなど、理想と現実のギャップに直面すると、些細なことでもイライラしてしまうのです。
喧嘩や言い合いが増えたと感じたら、それは倦怠期のサインかもしれません。
連絡や会う頻度が減って、優先順位が下がる
「連絡や会う頻度が減ったとき」(44人)に倦怠期を実感したという声も多く寄せられました。
以前は毎日のようにLINEでやり取りしていたのに、最近は返信が面倒くさく感じる、短時間でも会おうとしていたのに、今は友達との予定や趣味の時間を優先してしまう。
恋人とのコミュニケーションが面倒になったり、会うことへの期待感が薄れたりするのは、心の距離が開いているサインです。
相手の存在が当たり前になりすぎて、特別な存在ではなくなってしまっているのかもしれません。
なぜ倦怠期は訪れるのか?3つの根本原因

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倦怠期が訪れるのには、明確な原因があります。多くのカップルに共通する3つの要因を見ていきましょう。
パートナーの存在が「空気」のようになる
最も大きな原因は、恋人の存在が当たり前になってしまうことです。
付き合い始めのころは、会えること自体が特別でした。一緒にいられる時間が、何よりも幸せだったはずです。
しかし、交際期間が長くなると、相手との時間が日常の一部になっていきます。
特に頻繁に会っているカップルや同棲しているカップルは、デートのパターンも固定化されがちです。
「いつもの場所で、いつものように過ごす」ことが習慣になると、新鮮味は失われていきます。
一緒にいることへの感謝の気持ちが薄れ、「いて当然」と思うようになったとき、倦怠期は静かに始まっているのです。
見た目への意識が低下、ドキドキが消える
交際当初は、デートのたびにおしゃれをして、身だしなみに気を配っていたのではないでしょうか。
「相手に良く見られたい」という思いが、自然と外見への意識を高めていたはずです。
ところが、関係が落ち着いてくると、見た目に対する気遣いが減っていきます。
すっぴんで会う、部屋着のまま過ごす、体型管理を怠る。相手に「素の自分」を見せられるのは信頼の証でもありますが、異性としての魅力が薄れてしまうリスクもあるのです。
お互いに外見への努力を怠ると、恋愛のときめきは消えていきます。「恋人」から「家族」のような存在に変わっていくことで、倦怠期が訪れるケースは少なくありません。
言葉で伝え合わなくなる、心のすれ違い
コミュニケーション不足も、倦怠期を引き起こす大きな要因です。関係が深まると、「言わなくてもわかるだろう」という思い込みが生まれがちです。
本当はうれしかったこと、感謝していること、少し不満に思っていることなど、こうした感情を言葉にする機会が減ると、誤解やすれ違いが生じやすくなります。
自分の思いを心の中にしまい込んでしまうと、相手には何も伝わりませんよね。
会話が減り、お互いの本音が見えなくなることで、心の距離は少しずつ開いていきます。
気がついたときには、相手が何を考えているのかわからなくなっているのです。


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