皆様、こんにちは、婚活FP山本です。今回は30代後半の関東の未婚女性から、結婚についてお話をいただきました。
「最近、少し心が削れてきました。婚活をがんばるほどにダメージが…。もう幸せな結婚はできないのでしょうか?どうしたらいいですか?」
当人は年収400万円の会社員で婚活7年。年収600万円程度の男性を狙うも最近は当たりの強い男性が多く断られるダメージが強まったそうです。結果、心が折れかけているとのこと。
最近は男性も厳しくなりましたから…。とはいえ結果自体は自然とも思います。ぜひ落ち着いて大局を考えましょう。
上昇婚以外の結婚をどう思う?

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さて、まずは基本ですが「年収600万円はハイスぺ狙い!」という自分の感覚のズレを強く理解しましょう。
今一つ理解されていない様子ですが年収600万円男性は十分なハイスぺです。
総務省の統計によると未婚男性はうち8割が年収500万円未満とのこと。年収600万円は上位2割の男性なのです。
ちなみに国税庁の統計によると全男性で見ても年収600万円超は34.3%、十分な上位に位置しています。
当然、上位な男性ほど女性も寄りやすく、当然に同じく上位な女性を望みます。
それに最近では、結婚失敗の情報も多く、上昇婚を望む女性を避ける男性も多数。
何より、やはり35歳を超えてしまえば男性が避けてくるのは避けられません。
つまり、あなたの失敗は実に自然です。まずは自身のハイスぺ狙いを自覚して失敗原因は自分にあると理解しましょう。
さて、そのうえで大切なことなのですが、「自分と同じ年収400万円を狙おう」。上昇婚以外は不幸…ではありません!
結婚は上昇婚が当然…との考え自体は女性なら本能的な発想かもしれません。でも、それが通りそうにないのならここは意識しての矯正が必要でしょう。
実際、冷静に想像してほしいのですが、上昇婚以外の結婚をどう思いますか?結婚しない方がマシ…でしょうか?
アラフォーで幸せな結婚を果たした方たちの多くが同格婚。つまりは同程度の年収の男性との結婚です。
それで十分な幸せを感じておられますし結婚してよかったとおっしゃります。少なくとも、大きな不満はない様子。
ただし、同格婚なら簡単…でもなく皆さんかなりの苦労をしての結婚です。それでも婚姻数を考えると同格婚なら相応の可能性が出てきます。
今のまま絶望的な上昇婚を狙うか、相応に可能性のある同格婚を狙うか…どちらを選ぶかはあなたの自由ですがあなたはどちらを選びますか?
場合によっては、周囲の同格婚者に実情を聞き回るのもよいかもしれません。まずは上昇婚以外にも目を向けてそのうえで改めて婚活に励みましょう。
最後にちょこっと…
「もう幸せな結婚はできないのかな…?」
多くの場合、これは思い込みと同時に自らできない考えで行動していますね…。まずは考えを変えることを始めましょう。
余談ですが、自覚の有無に関わらず一度ハイスぺとの結婚を望んだ方は同じで、それ以外を見下し、視野に入れません。
入れると自分が負けた気分になる様子…。まずは自分のスペックを再確認してそれに見合う相手を探しましょう。
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