しっくりくる「ひと言」を探そう
「私の気持ちをひと言でいうなら○○」コミュニケーションで自分の気持ちをしっかり伝えるには、ここをまずはしっかりと理解しておくことが大切です。
たとえば、なんだかモヤっとした気持ちがあったとします。ただそれをそのまま伝えても、「なんだかモヤッとするんだよね」としかいえず、相手も「よくわからないけどそうなんだね」としか答えられません。
そのモヤッとしたものについて、もう少し掘り下げてみます。いろいろな言葉を当てはめてみて、しっくりくるひと言を探すのです。「違和感」「不快感」「嫌悪感」「不安」「心配」などなど、モヤッとというひと言のなかにもいろいろな種類のキーワードがあります。
1番しっくりくるものがあったら、それを使って伝えます。たとえば「実はとても不安に思うことがあって、モヤッとしてるんだよね」これだけでもかなり伝えたい気持ちが明確になります。
そこからは、その「不安」を軸にしっかり伝えていけばいいのです。「その不安というのは」とか「具体的に何が不安かというと」といったように、軸に沿って話していけば、気持ちはしっかり伝わりますし、自分自身も迷わなくなります。
たとえば恋愛においても「いっしょにいると落ち着く」とか「ずっといっしょにいれたら」なんてぼんやりとしたいい方よりも、「好き」という直球の方が、ブレがないですよね。
「好き」が明確でないと、ふんわりとしたいい方で、さんざんその気にさせておきながら「ごめん、やっぱり家族のようにしか思えない」なんていう悲劇が起きたりするわけです…。
「この気持ち、ひと言でいうと何だろう」気持ちを伝えるときには、まずそこを一緒に考えてみてください。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。