梅雨が明けたら夏本番。エアコンの試運転はもう済ませましたか?
梅雨入り前から夏のような暑さの日もあったので、試運転をしないままに利用を始めた方や、なかには久々に使用したエアコンから吹き出されるイヤなニオイ「もわっと臭」を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、パナソニック株式会社が実施したアンケートをもとに「もわっと臭」の原因や、「もわっと臭」対策についてご紹介します。
「もわっと臭」の原因は?
今夏すでにエアコン冷房利用を開始したという188人の方に「今年のエアコン冷房利用開始時、エアコンから“もわっと臭”を感じましたか?」とたずねたところ、「はい」と回答したのは49.5%、「いいえ」と回答したのは50.5%となりました。
半数の方がもわっと臭を感じているのですね。
多くの方が経験している、エアコン冷房利用開始時のもわっと臭、発生原因は、エアコン内に溜まったホコリやゴミ、カビなどなんです。
また、もわっと臭の原因となってしまうエアコンの使い方もあります。
そのひとつが、エアコンを長時間切らずにつけっぱなしにしてしまうこと。
というのも、24時間以上のつけっぱなし運転はエアコン内部のホコリや湿気により、カビが生えやすい環境になるからです。
最近では、「つけっぱなし運転の方が電気代がおトク」と聞いて、積極的につけっぱなし運転を行う方も増えていますよね。
実際にアンケート調査でも、「夏の間、エアコンを24時間以上つけっぱなしにすることはありますか?」という質問に、「頻繁にある」(18.6%)、「たまにある」(28.8%)と半数近くの47.4%が「ある」と回答していました。
昨年つけっぱなし運転をしていたという方は特に、今夏しっかりクリーニングしたいところです。
「もわっと臭」の対策は?
久しぶりにエアコンを運転する際、なかに溜まったホコリやカビが一気に吹き出すことがあるので、事前にお手入れし、運転開始時には窓を開けて換気しながら10分ほどエアコンを運転させましょう。
また、夏の冷房や除湿運転使用時は特に注意が必要です。
カビが好む環境は、温度20〜30度、湿度60%以上と言われており、特に湿度60%以上では湿度が上がるほどカビが発生しやすくなります。
そのため、冷房運転後のエアコン内部に発生した結露はカビの成長を助けることになってしまうので、冷房や除湿運転の後には内部を乾燥させることが大切です。
自分で簡単にできる「エアコン健康診断」
室内温度より3度以上低めにして、エアコンの冷房運転を開始します。
フラップ(エアコンの横羽根)が開き、風が出てくることを確認して、以下の6つのポイントをチェックしてみましょう。
エアコンの風がにおうときの対処法
エアコンの風がにおうときは、下記の手順をお試しください。
1.フィルターのお手入れ
エアコンフィルターは、こまめなお手入れが欠かせません。
エアコンの汚れはニオイの原因となるほか、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることにつながります。
実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないと、年間で約25%も消費電力量がアップしてしまうという実験結果もあり、フィルターの目詰まりや冷暖房能力の低下で、金額にして1万円以上も電気代がムダになってしまう場合があります。
- ※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験
フィルターの自動お掃除機能がないエアコンの場合、メーカーは目安として2週間に1度の掃除を推奨しています。
2.エアコンの内部クリーン運転を試す
内部クリーン機能がない場合は、普段からエアコンを使用後、3時間ほど送風運転を行ってエアコン内の乾燥を心がけましょう。
送風運転であれば、電気代は1時間あたり約0.5円ほどです。
3.エアコン内部にカビが生えていないかチェック
フラップを開けて、風の吹き出し口や送風路にカビが生えていないかチェックしましょう。
吹き出し口や送風路にカビが付着しているときには、エアコン内部や奥にすでにカビが発生している可能性が高いです。
その際には、必ず「ダスキンのエアコンクリーニング」や「カジタク エアコンクリーニング」などの専門のエアコンクリーニングに依頼してくださいね。
高い専門知識が必要なエアコンクリーニング。「自分で掃除」は絶対NG!
エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要です。絶対に、自分でエアコン内部の洗浄をしないでください。
誤ったクリーニング方法(除菌剤やお掃除スプレー・消臭スプレーをするなど)を行うと、内部に残った洗浄剤で故障の原因につながる恐れがあります。専門業者に依頼しましょう。
エアコン内部にカビが発生しているとどうなる?
室内に浮遊するカビの例として、エアコン内部にカビが発生した場合の「カビ風(エアコンの風に乗って放出されたカビが空間へ広がる動き)」を高感度カメラの撮影により可視化したのが、こちらの映像。
普段なかなか意識しないカビの浮遊ですが、エアコン内部にカビが発生していると、冷暖房の風によってこのように空間を漂ってしまうことがわかります。
「カビ風」がこんなに漂っているなんて…考えただけでゾッとしまいますよね…。この機会にぜひ、エアコンの掃除を検討してみてはいかがでしょうか?
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