「運気の悪い日」も悪くない?
人には運気というものがあります。
ずーっと運がいい人はいないし、反対にずーっと悪い人だっていません。朝に太陽が昇って、夜に沈むように。暖かい春が来ると、暑い夏が来て、秋が来て涼しくなったかと思えば寒い冬が来るように。すべてはめぐっているわけです。
では夜は必要ないか?寒い冬はいらないか?っていうと、いやいや、そんなことはない。暗い夜があるから朝がありがたいし、凍える冬があるから春のあたたかさが身に染みるわけです。
それに夜には夜にしかできないこと、冬には冬にしかできないことがあるんです。
夜は静かで、真昼の興奮も収まります。ゆっくりと本を読んだり、勉強するのにとてもいい時間。野球をやっていた僕なんかは冬の間、基礎体力をつける時期に充てていました。あたたかい時期はどうしても技術を磨きたくなって、じっくり体力づくりをしている時間もないわけです。
つまり夜とか冬って、じっくり基礎を固める期間にしやすいんですよね。動けない分、やれることがあるんです。
運が悪い=「いまは準備せよ」
運気もそれと同じ。
運がいいときは、とにかく行動することが大事。運がいいから物事がスムーズに進むし、成功する確率も高い。じゃあ運が悪いと感じたときはどうすればいいか?
実はこれがポイントです。なんか運が悪いな、うまくいかないなー。そう感じたら「まだ動くときじゃない」って思いましょう。
運が悪ければ、運を育てるというか、自分に力をつけるときって思った方がいいです。運が巡って来たときに、すぐに動けるように準備をする時期って考える。
人には「運が悪い時期」が、絶対に必要なんです。じゃないと、しっかり準備をする時間がないから。
起業するには、それに必要な知識や資格を得なければいけなかったり。個人で事業をはじめるためには、まず資金が必要だったり、人脈をつくる必要があったり。試験に合格するにもしっかりと勉強しなきゃならないしね。
そんな「準備」の時期だと考えればいい。運がいいと感じるときには積極的に行動する。運が悪いと感じるときには動かずに準備に集中する。