みなさん、あけましておめでとうございます!2021年もby themをよろしくお願いします。
今年1年を素敵な年にするためにも、「初詣」のマナーやルールは、参拝前に把握しておきたいもの。
そこで新年一発目、元旦のきょうは、服装や手水などの参拝の作法や、おみくじは何回引いていいのか、お守りをいっぱい持ったら神様は喧嘩するのか…など、気になるポイントをご紹介します。
コロナ禍の今年は、全国的に「分散参拝」が推奨されています。なるべく混まなそうな時間帯や日付を選び、「3密」を避け、手洗いうがいやマスクをするなど徹底した感染対策も忘れずに行いましょう!
目次
参拝の作法
どんな服装がいいの?
東京都神社庁によると、参拝の際は極力服装をただしたほうがよいそうです。社殿のなかなど特別な場所で参拝する際は、男性はスーツにネクタイ、女性も同等の服装を必要とされることもあるんだとか。
正装はできなくても、カジュアルすぎる服装は避けたり、肌の露出を控えるなど最低限の礼儀を心がけたほうがよいでしょう。鳥居をくぐる際は、一礼をしてから。参道は、中央を避けて歩きましょう。
手水の作法
例年通りなら参拝の前に「手水」をとって手と口を清めるのですが、今年はコロナウイルスの影響で柄杓が用意されていないところが多い可能性もあります。
最近では、竹や木に穴をあけてそこから水が出てくるような仕掛けを作っている神社もありますが、ない場合はあらかじめ手を洗ったり、持参している消毒液や消毒シートなどでキレイにするとよいでしょう。
ちなみに、これまでの正しい手水の取り方は以下の通りです。
- 柄杓を右手で持ち、水を左手にかける
- 柄杓を左手に持ちかえて、水を右手にかける
- また柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を入れて口をすすぐ
- 口をすすぎ終えたら、水を左手に流す
- 水の入った柄杓を縦にし、柄に水を流してから伏せて置く
二礼二拍手一礼
「あれ、最初は一礼だっけ?二礼だっけ?」と毎年不安になるのは筆者だけでしょうか。あたふたする前に、おさらいしておきましょう!
日本の神社では、一般的に「二礼二拍手一礼」という拝礼作法が用いられています。「二礼二拍手一礼」は、その名の通り、深い礼を2回繰り返したあと、2回拍手し、心を込めて祈ったあとに、深い礼を1度するというもの。
ただし、この作法は神社によって変わることがあるそうなので、参拝前にチェックしておくとなおよいかもしれません。
今年は「密」を避けるために混雑は少なくなるので大丈夫だと思いますが、お賽銭は投げ入れるのはNG。例年大変な人出となる神社では、遠くのほうから投げ入れている映像を毎年観る気がしますが…失礼にあたるので、絶対にやめましょう!できるだけ近づいて、静かに入れるようにしてくださいね。
おみくじは何回引いていいの?
参拝の際の楽しみのひとつが、おみくじだと思います。1年に1回、初詣の際にしか引かないというかたもいるでしょう。もし、「大凶」を引いてしまったら…引き直したくもなるもの。
福島市にある福島稲荷神社によると、おみくじは何を聞きたいか念じながらひくとよいとされているので、学業・恋愛など、聞きたいことが違う場合などは、一度の参拝に何度引いてもよいそうです。
また、おみくじを木に結ぶか迷うときもあるでしょう。凶や大凶など悪いときは木に結んで、大吉などいいときは持ち帰るというかたも多いと思いますが、こちらには決まりはないのこと。ちなみに運勢がいい順番は、一説では大きくわけて以下の2パターンあるとされています。
- 大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶
- 大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶
一般的には「大吉、吉、中吉…」とするところが多いようですが、神社や仏閣などによっておみくじに書かれている内容が異なるため、実は決まった順番はないのだそうです。
「どうしても気になる!」というかたは、その寺社のかたに聞いてみてもよいかもしれません。
神様は喧嘩する?
最近、各地の神社で可愛いお守りが増えていますよね。「いくつもほしい」というかたもいるかもしれません。しかし、よく聞くのが「お守りを複数持っていたら神様が喧嘩する」ということ。違う神社のお守りを、いっしょに持っていていいのでしょうか。
石川県にある大野湊神社によると、「複数持っていても大丈夫」だそうです。つまり、神様は喧嘩しません!
しかし、お守りの力を発揮するためには、常に身近に持ち歩く必要があるとのこと。家のなかにおいておく場合は、目線より高いキレイな場所に置くようにしてくださいね。
- image by:Shutterstock
- source:東京都神社庁、福島稲荷神社、大野湊神社
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