彼女のことは好きだけれど、自分にはついていけない趣味などがあって、やめてほしいと内心で思ってしまう。
好きだからこそ、傷つけたくないから言えないと思う男性は多く、モヤモヤしながらお付き合いを続けてしまいます。
問題は、このモヤモヤがいつか別れを考えるまで発展することで、ある日突然終わりを告げられるなんて、悲しいですよね。
もしかしたら自分の彼氏もそう思っているかもしれない、「彼女にやめてほしいこと」について男性の本音をご紹介します。
「趣味」はたしかに大切だけど…
たとえば、彼氏が女性のアイドルグループにハマってグッズを買い込んでいたり、アニメや漫画のキャラクターが好きでいつもその話を持ち出してきたり、いわゆる「オタク」のような姿を見ることに抵抗はあるでしょうか。
自分はまったく興味がないとしても、好きな人の趣味なら受け止めたいと思うのは当たり前ではありますが、過度にのめり込む「推し活」などは、どうしても嫌悪を覚えてしまうこともあると思います。
男性も同じで、彼女のことは好きだけれどオタクが過ぎるような趣味はできればやめてほしいと思うことはあり、ストレスを感じながら交際を続けているケースは少なくありません。
趣味は大切なものとわかっていれば、それを否定するような自分の気持ちはなかなか彼女に伝えられないですよね。
自分の好きなものは大事にしたいし彼氏にも知ってほしいと思う気持ちがあるとしても、見せられる側の気持ちを忘れないことが、幸せな恋愛を続けていくためには重要です。
男性が実はやめてほしいと思う彼女のオタク的な趣味には何があるのでしょうか。
【男性の本音】彼女にやめてほしいこと
1.男性アイドルなどに熱狂的なほど騒ぐ
「付き合う前から知ってはいたけれど、彼女はある男性アイドルグループに何年も入れあげていて、コンサートが決まったときなど僕との時間や仕事より優先して行こうとする姿に引きます」(男性/24歳/接客業)
「有名な男性の声優をずっと追いかけている彼女は、その人がやるアニメでもゲームでも何でも欠かさずチェックしていて、その話ばかりするのがストレスですね。『声を聞くだけでやばい』とか、彼氏に言うのかとびっくりします…」(男性/30歳/製造)
男性にとって、彼女が趣味であっても別の男性の虜になっている様子は、あまり歓迎できないのではないでしょうか。
恋愛的な意味でなくても、自分よりその人との関わりを優先するような推し活は、疎外感を覚えることもあり、応援する気にはなれないのが男性の本音のようです。
アニメや漫画のキャラでも同じで、自分以外の存在に熱狂的に騒ぐのは、できればやめてほしいと思うのですね。
2.グッズなどにお金を使う
「一人じゃ恥ずかしいからと、あるアニメのコラボカフェに連れていかれ、推しのコースターが出るまで何回も注文する彼女を見てドン引きしましたね。お金がかかるのを忘れているというか、そこまでつぎ込むのが理解できません」(男性/28歳/営業)
「アイドルオタクの元カノは、推しが出ている雑誌からCDから何でも大量に買い込むので、いつもお金がありませんでした。デート代が出せないような状態でも、まだそのアイドルに『貢ぎたい』と言うのが無理で別れました」(男性/24歳/土木)
「推し活」にはお金がかかるものがあり、特に手元に置けるグッズ類は逃さず買うという人も多いでしょう。
気持ちはわかりますが、生活を圧迫するほどつぎ込むのはやはり問題で、金銭感覚の異常さについていけないと感じる男性は多いもの。
自分とのお付き合いにも影響するのが金銭感覚なので、何を置いても推しの確保に走るような姿は、自分の負担が増えることも考えればやはりやめてほしいと思うのは当然と言えます。
3.「推し」の色に生活が染まる
「あるアニメの世界観やキャラが好きだった元カノは、同人誌を作ったり即売会に行ったりしていたけど、そのうちコスプレを始めました。衣装を作るからとデートを断られるし、コスプレ仲間との話ばかりするし、無理だなと思って別れました」(32歳/看護師)
「彼女はある男性アイドルが好きで、それはいいんだけど部屋に写真とかアクリルスタンドとかたくさん並べているコーナーがあって、遊びに行くとどうしても視界に入るのでしんどいです。なるべく俺の部屋に来てもらうようにしています」(男性/26歳/営業)
推しへの愛も、度が過ぎると生活にまで影響します。
コスプレや推しのコーナーを作るのが悪いのではなく、それが日常になっているとハマり具合の深さに男性は引いてしまうそう。
「アクスタを持ち歩くのをやめてほしい」と話す男性もいて、自分との時間にまで推し活が侵食してくるのは、やはりいい気分はしないのですね。
推しの色に生活が染まる彼女とは、自分との楽しい交際をイメージできなくなるのが問題です。
見せることを控える意識も大切
自分の好きなものなら彼氏とも共有したいと思うのは普通の感覚ではありますが、問題は彼氏のほうはそこまで関心を持てないし、深くハマる彼女にいい気持ちがしないとき。
趣味はあくまでも自分の楽しみであって、ひとりのときに堪能するのはいいけれど、彼氏や友人など「違う」人といるときは注意が必要です。
その推し活を楽しいと思うのは自分だけで、それを見せられる側はまったく違う感慨を持つ可能性を、忘れてはいけません。
常に出すよりは、自分と同じ感覚でない人の前では控えるのも、健全な人間関係を続けるには大切。
自分の趣味に没頭する姿を見せるのではなく、いま一緒にいる人との時間を大事にする意識を、忘れたくないですね。
- image by:Shutterstock
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。