きょう、2020年12月22日。1年間で最後となる主要流星群「こぐま座流星群」の活動が極大になります。極大になるとされているのは、18時ごろ。日没後から24日(木)が観測のチャンスです。
そして今夜はなんと、「上弦の月」も見ることができます。上弦の月は、月を弓に見立てた際に「弦」にあたる欠けている側がうえを向いている半月のこと。
最終巻が発売されたばかりの大人気コミック『鬼滅の刃』にも登場することから、名前を聞く機会も増えましたよね。
さてきょうは、そんな「上限の月」と「こぐま座流星群」の観測のコツについてお話しします。
「上弦の月」と「放射点」は真逆?
「上弦の月」は、「こぐま座流星群」の活動が極大になる18時ごろに南中します。「こぐま座」がある北とは逆方向なので、「放射点」の観測には月明かりの心配もありません!
上限の月が観たいというかたは0時ごろには沈んでしまうので、それまでに観測しましょう。反対に、流星群を観たいというかたは0時以降がよりよいかもしれません。
流星群の話になると、「どこの方向を見ればいいのかわからない…」という声をよく耳にしますが、実は観測に方角は関係なし。
というのも、流星は放射点を中心に飛び出し、全天に流れるんです。そのため、流れる方向は変わっても、観測できる数はどこを向いていても同じ。「放射点が観たい!」というかたは、ぜひ「北」の空を見上げてみてくださいね。
寒いときは「首」をあっためて
冬の夜は、少しでも防寒対策を怠ると、風邪をひいてしまうほどの寒さ。必ずあたたかい格好で観測をしてくださいね。
今回編集部がピックアップしたあったかアイテムは、「YuYu Bottle(ユーユーボトル)」。写真を見ても、何だかわからないですよね。これ実は、「細長い湯たんぽ」なんです。
ユーユーボトルは、イギリスから日本に上陸して3年。「冷え性の恋人を温めてあげたい」という思いから生まれた、やさしいあったかグッズです。細長くやわらかい湯たんぽは、首や肩、腰に巻いて固定し、冷えたところを温めてくれます。デザインもたくさんあるので、きっと好きなデザインが見つかるはず。
使いかたはとっても簡単。沸騰させたお湯を数分間冷ましたら、ボトルの首をしっかり持ち垂直に立てます。注湯口にお湯を入れ、キャップをしめてボトルにカバーをつけたらおわり!使いおわったらお湯を捨てるだけでOKです。
いかがでしたか?今回の「こぐま座流星群」の次は、来年2021年1月2日(土)から1月4日(月)の「しぶんぎ座流星群」です。まずは今年最後の天体ショーを、ぜひ楽しんでみてくださいね。
- image by:Shutterstock
- source:国立天文台
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。