「クロ」か「シロ」か、決めるのは私
もし、いま生きづらかったり、しんどいときがあるなら「大丈夫だ」と声を大にしていいたいです。人生なんて、オセロみたいなもんなんです。よく、「自分のことを認めよう」なんて言葉がありますよね。
たとえば、オセロでいうと否定がクロ、肯定がシロだとしましょう。実はこの人生ゲーム、角の色を自由に変えられるゲームなんですよね。自己否定のかたまりの人って角がクロなんです。だから何が起こっても嫌な気持ちになるし、嫌なことを引き寄せるようになっている。
でも、自分という絶対的な存在を認めることによって、角をシロに変えられるんです。そしたら、過去の苦い経験や辛かったことが、全部シロにめくれていくんですよ。
そのクロだと思っていた経験が味方して、自分のことを好きだといってくれる人ができたり、その経験を活かして、お仕事ができるようになったりするんです。
松山千春さんのライブのトークで、こんな一幕がありました。
昔、ある武将が、クセのある馬に対してこういった。
「この馬すごいんだけど、クセが強すぎますね」。
織田の配下の武将はこう返した。
「なにいってんだ?クセのある馬は、クセのあるうちに乗りなさい。このクセの強い馬からクセをとったら何が残るんだ?」
あなたから黒歴史をとったら、何が残るんですか?わたしなんて全然残らないです!だって黒歴史がなかったら、つらい人の気持ちがわからないし、悩んでる人の気持ちもわからない。黒歴史があるから、光だって当たるんです。黒歴史を笑って話したら、黄金歴史になるかもしれない。そうやって自分史が作られていくのだと思いませんか?
そんな自分史を笑って話せるようになるには、自分が生きるあしたを笑って迎えられるようになるには、自分に「Yes」ということからはじまる。世間に「No」、過去に「No」、社会に「No」、自分に「No」…それじゃあしんどいですから。
自分に「Yes」といえる人になってください。オセロの角をシロにしましょう。そうしたら、すべてひっくり返ってクロが輝きだすでしょう。
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