汚い部屋は気持ちも落ち込ませる!
人は、汚い部屋にずっといたり、また散らかっている状態を見ていると、どんどん気持ちも落ち込んでいくもの。
特に「あぁ、片付けなければいけないのに、何で片付いていないんだろう」と考えるなど、劣等感を抱いてきたり、自信を失ってきたりする面もあります。
よってもしあなたに思い当たることがあるのなら、とにかくまず「部屋をキレイにする」ということをアドバイスします。
とはいえ「そう言っても、どうやっていいかわからないよ!」という方も多いかもしれません。そんな方のために、具体的にこんな方法をオススメします。
片付けのコツ1.「一時ボックス」を作る
まず重要なのは、「捨てる」「捨てない」の二択の中間を用意すること。
種類は何でも構いませんので、まずは箱を用意しましょう。ダンボールなどで大丈夫です。そしてそこを「一時ボックス」とします。
これは「捨てようか捨てないか迷ってしまうものを、とりあえず入れておく」ところです。
そしていますぐに使わないものを、片端からそこに入れておくこと。
「捨てるか?」と考えると多大な思考や判断力を使いますが、「とりあえずここにおいておこう」「捨てるかどうかはそのあとで考えよう」と思うと、気軽にそこに入れられるはずです。
こうすればどんどん周囲のものを入れることができ、目の前の部屋が少しずつキレイになっていきます。
もちろんですが、そのボックスのなかのもので使うものがあれば、部屋内に戻しても構いません。ある意味、敗者復活戦です。
ただたいていのものはそのままになると思います。もしそこで1カ月、または数カ月も経過する…などがあるようでしたら、その段階でそれは「もう使わないもの」ということが証明されるので、より捨てやすくなるのではないでしょうか。
このように途中段階をはさむことで、行動しやすくなるわけです。
片付けのコツ2.写真を取る
さらに重要なのは、いますぐに部屋のなかの写真を撮っておくこと。汚いままで構いません。そしてそれを、部屋や机など、わかりやすい場所に飾っておくのです。
するとこの先、少しでも部屋が片付くたびに「あぁ、以前に比べてこんなところがこれだけ変わっている」というのがわかりやすく認識できます。するとそれが励みになって、「もっと片付けよう!」と思えてくるのではないでしょうか。
しかし写真を撮らないと、変化がわかりづらいため、行動のエネルギーが湧いてきません。特に人間の記憶力は非常にあいまいのため、変化前の写真を残して、常に見ることは何より重要なのです。
これはダイエットなどでも言えます。見たくない現実であったとしても、あえてそれを写真として残しておき、変化するための起爆剤にする。
ぜひ覚えておいてくださいね!
片付けのコツ3.一日一個と決める
また、片付けのコツとして「一日一個」を心がけるのもアリです。それこそ紙に「一日一個しまう」と書いて、壁など目につくところに貼ってみてはどうでしょうか。
そしてとにかくその通り、一日一個でいいのでしまうクセをつけましょう。「捨てる」でも「一時ボックスに入れる」でも構いません。
とにかく目の前から、明らかにいま使わないものを、一つだけ収納していくのです。
いっぺんに全部やろうとすると、どんどん気持ちが落ち込んでしまいます。ただ一日一個と思えば「それくらいなら」と思えるのではないでしょうか。
これは運動習慣を作るためにもよく使われるテクニック。
「一日に腕立て伏せを20回」など決めると「面倒くさい…」と途中でやめてしまう可能性が高いですが、「一日に腕立て伏せを1回」と決めれば「それくらいなら…」と始められるはず。そして始めてしまえば、もっと回数を重ねることもできます。
日々の習慣目標は、小さければ小さいほどいいのです。
もちろん「ここまでキレイになった」と思えるのなら、もうそこでストップして、張り紙をはがしてもいいかもしれません。
特に張り紙がうっとうしく感じるのであれば、なおさら「早くキレイにしてはがそう!」と思えるのではないでしょうか。