「気持ちを快適にする部屋」ってどんな部屋?
ここまで、片付けのコツについて語ってきました。
心がけてみるだけで、少しずつ部屋は片付いていき、それによって精神的にもどんどん明るくなっていくと考えられます。
ここからは追加として、より気持ちを快適にする部屋について話してみましょう。
「日光」が当たる部屋
まずは、日光が当たる部屋。人は、日光が当たる時間が少なくなるほど、気持ちは落ち込みやすいとされています。それこそ精神医学では、照射療法という、「光を当てることで精神状態を改善する」という治療法もあります。
またヘミングウェイなど有名な作家もうつ病で悩み、その際に海などのリゾート地に行くことで改善したというエピソードもあります。
よってあなたの部屋も、できるかぎり日当たりがよい部屋にすること。カーテンがあるなら、日中だけでも日が差し込むようにしてみたり、また部屋選びの際は、明るさを基準に選んでみるのもアリかもしれません。
「植物」がある部屋
またミネソタ大学の准教授、ジャン・M・ラーソン博士は、「植物は精神状態の改善に重要である」と述べています。よって、部屋のなかに観葉植物を置くことがオススメです。
もちろん「片付けられない」という状態のままですと、ただただ植物が腐ってしまう危険性もありますので、ある程度片付けの習慣を作ってからが望ましいでしょう。
またこの日光と植物の話を考えてみると、1番は「外を散歩して、日光にあたり、植物を見る」ということが何よりの行動であるということがわかりますね。
家を快適にするのは重要ですが、たまには無理のない範囲で散歩や外出をしてみてはいかがでしょうか。それこそが、精神的に1番よい行動でもあります。
「思い入れのあるもの」が飾ってある部屋
また先程「汚い部屋の状態の写真をとっておき、それを飾る」ことをオススメしました。それは変化を知るためで、ある程度キレイになったら、もう飾る必要はありません。
ただ、写真という意味では、より気持ちを高めるものを飾ることを強くオススメします。「自分にとって、思い出が深い、気持ちを明るくさせる写真」です。
たとえば、家族や友達、または恋人と旅行に行ったときの写真。誰かと過ごしたときの写真。または自分が見た、キレイな風景。もしくは一生のうちどこかで行ってみたい場所。
何でも構いませんので、あなたの気持ちを前向きにさせる写真を飾ってみることです。すると、それをみるたびに、気持ちが明るくなっていくはず。部屋をキレイにしている以上にあなたの気持ちを前向きにさせていく方法なので、ぜひ試してみてください!
「たかが部屋」と思っても、それが無意識に人間の気持ちに強い影響を持ってくるもの。少し片付けることから、気持ちも大きく変わっていくものです。どうか覚えておいてくださいね。
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