スーパーで手に取った商品の値札を見て、「また上がってる…」とため息をついたことはありませんか? 家計のやりくりを考えるたびに、「私の節約が足りないのかな」と、つい自分を責めてしまう方もいるかもしれません。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。そのモヤモヤの正体は、本当に「値段が高いこと」だけなのでしょうか?
今回は、「創作品モールあるる」を運営する株式会社システムリサーチが、全国の20〜60歳の男女200名を対象に実施した「商品の値上げ」に関するアンケート調査をもとに、私たちの本音を紐解いていきます。結論を先に言ってしまうと、納得できない理由は「価格そのもの」よりも、別のところにあるようです。
値上げに「納得できない」は半数超え。でも「納得できる」も約半数

image by:株式会社システムリサーチ「創作品モールあるる」(via PR TIMES)
まず、値上げについてどう考えているかを聞いた結果です。
- 納得できる:7.0%
- ある程度納得できる:40.5%
- あまり納得できない:32.5%
- 納得できない:20.0%
「納得できない」(「あまり」を含む)は合計52.5%で、「納得できる」(「ある程度」を含む)の47.5%をわずかに上回りました。
この数字、意外にも拮抗していると感じませんか? 値上げが続く毎日で、私たちは「仕方ない」と「やっぱり納得できない」の間を行ったり来たりしているのかもしれません。
「納得できない自分はわがままなのでは」と思う必要はありません。同じ気持ちの人は、半数以上いるのですから。
納得しにくい値上げ1位は「ステルス値上げ」。価格より“伝え方”が問題だった

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では、どんな値上げが納得しにくいのでしょうか。調査結果は次の通りです。
1位 内容量が減った(ステルス値上げ)(48.5%)
最多は、値段は変わらないのに中身が減る「ステルス値上げ」でした。買った後で「あれ、少なくなってない?」と気づいたときの、あのだまされたような感覚。値上げそのものより、気づかないうちに負担が増えていたことが、信頼を傷つけるのでしょう。
2位 値上げの理由が分からない(47.0%)
1位とほぼ同率でした。人は「なぜ?」が分からないと、不安や不信感を抱くものです。原材料費の高騰や人件費の上昇といった事情が説明されていれば、「それなら仕方ないかも」と思える場面もあるはずです。
3位 値上げしたうえに品質も下がった(44.5%)
お金を多く払うのに、満足度は下がる。この組み合わせは、誰にとっても受け入れがたいものです。価格に見合う価値があるかどうかを、私たちはシビアに見ています。
4位 値上げ幅が大きい(41.0%)
値上げ幅の大きさは、4位にとどまりました。上位3つが「内容」や「理由」に関わるものだったのに対し、金額の大きさは決定的な要因ではないようです。
つまり、私たちが引っかかっているのは「高くなったこと」より、「説明がなかったこと」「中身が見えなかったこと」。そう考えると、モヤモヤの正体が少しすっきりしませんか?
それでも買いたい。値上げ後も選ばれる商品の共通点

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一方で、「値上げしても買いたい」と思える商品もあります。
1位 長く使える(56.0%)
最多は「長く使える」でした。1回あたりのコストで考えれば、長持ちするものは結果的にお得です。買い替えの手間や、使い捨てへの罪悪感が減ることも、安心感につながるのかもしれません。
2位 品質が良い(55.0%)
1位とわずか1ポイント差の「品質が良い」。「安かろう悪かろう」より、少し高くても納得できるものを選びたいという気持ちが表れています。
3位 日本製・国産(31.0%)
3位は「日本製・国産」でした。上位2つと差はありますが、産地や作り手が見える安心感を価値として感じる人も、一定数いることがわかります。
値段が上がっても、「これなら払う価値がある」と思える商品には、私たちの財布のひもはちゃんと緩むのです。
企業に求めたいのは「値下げ」ではなく「誠実さ」

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最後に、値上げをする企業に期待することを見てみましょう。
1位 品質を維持してほしい(46.0%)
最も多かったのは「品質の維持」でした。値段が上がっても、中身が変わらないなら安心できる。そんなシンプルな願いです。
2位 値上げの理由を説明してほしい(37.5%)
理由を丁寧に伝えてほしいという声も、4割近くにのぼりました。納得できない理由の2位と重なる結果で、「ちゃんと説明してほしい」という気持ちの強さがうかがえます。
3位 内容量を維持してほしい(34.0%)
ステルス値上げへの抵抗感が、ここにも表れています。量が変わらないという当たり前が、実はとても大切にされているのです。
4位 値上げ後もサービスや機能を維持してほしい(22.5%)
4位は「サービスや機能の維持」でした。数字は他より低めですが、払うお金が増えるなら、使い心地は守ってほしいという思いは自然なものでしょう。
注目したいのは、「値上げをやめてほしい」が上位に入っていないことです。私たちは、値上げそのものを敵視しているわけではないのですね。
値札の先にある「価値」に目を向けてみる

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今回の調査から見えてきたのは、次のようなことでした。
- 値上げに「納得できない」人は52.5%。同じモヤモヤを抱える人は多い
- 納得できない理由の上位は、ステルス値上げや説明不足など「伝え方」の問題
- 「長く使える」「品質が良い」商品なら、値上げ後でも買いたいと思える
- 企業に求められているのは、値下げよりも品質の維持と丁寧な説明
物価高に疲れを感じるのは、毎日のお金としっかり向き合っている人ほど抱きやすい、自然な感覚です。「ちゃんと納得して払いたい」という、とても真っ当な気持ちなのだと思います。値札を見て迷った時は、「長く使えるか」「品質は変わらないか」「作り手の顔が見えるか」こうした価値を感じられる商品なら値上げ後も買いたいと答えた人が多数いました。
企業側にも、品質の維持と値上げ理由の丁寧な説明が求められています。値上げが避けられない時代だからこそ、自分が「これなら」と思えるものを、胸を張って選んでいきたいですよね。
- source:株式会社システムリサーチ「創作品モールあるる」(via PR TIMES)
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