みなさんこんにちは、JapaneseYogaの夏未です。メルマガでは、みなさまからのディープな悩みや質問にも答えています。
きょうは、「特定の人を許せない」というお悩みについて、お話ししていきましょう。
Q.過去に嫌なことをされた人をいつまでも許せない
私はあまり、他人への好き嫌い(特に嫌い)がないタイプです。「自分と違うな」と思っても「この人はこういう人だから」と思って、付き合っていける方だと思っています。
ただ、いままでで1度だけ本当に嫌なことをされて、裏切られて、初めて「これは許せない」と思ってしまったことがあります。それから数年経ちますが、SNSなどでときどきそのかたの情報を目にしてしまうことがあり、嫌な感情がよみがえってしまうんです。
SNSから離れればいいのかもしれないですが…そういう感情を持つこと、「もう気にしたくない」と思ってるのにまだ「嫌だ」って思ってしまう自分が嫌です。夏未先生ならどのように自分をコントロールされますか?
結局、また被害を被るのは自分
なるほど。生きていたら、人に裏切られたり、故意でなくても裏切ってしまったりすることもありますよね。ここで大事な点は、裏切られたのは自分のはずで(自分からしたら悪くないのに)、そのことを忘れられないせいで許せない自分のことを嫌になっているということですね。
これは、二重に傷をおってますね…。物事って、大体こういうことが多いと感じます。トラウマも同じですよね。過去の記憶を何度も思い出して(しかも自分からの見え方なので、事実をねじ曲げて先入観たっぷりになっている場合も多いです)、自分を傷つけて何重にも傷にもなっている。
許せない感情を持ち続けていると、1番被害を被るのは自分です。一見人を裁いているように見えますが、このような感情を持ち続けることで裁いてしまうのは自分なんですね。
脳の構造的に「あいつー!」と人に対して思ったいたとしても、「自分に対して腹が立つ」だったとしても、結果は同じように「自分をいじめるホルモン」を出してしまいます。
自分をいじめるホルモンは、すべてのネガティブ感情から生まれます。列挙すると以下です。
- 悩む
- 恨む、憎む
- 妬む、羨む
- 怒る
- 悲しむ
- 苦しむ
- 迷う
- 苦労
- 恐れ
なので、このような感情が起こったら少しだけ満喫して、すぐに脱出するのがオススメです。