あなたは、「モテる男性の条件」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
高収入・高学歴・高身長?それとも、低姿勢(女性に威張らない)、低依存(家事や子育てを女性に任せっきりにしない)、低燃費(お金を使わない)、低リスク(リストラされない)?
時代とともに女性の求める男性像は移り変わるもの。高収入・高学歴・高身長の「3高」はバブル全盛期、1980年代後半から90年代の初めごろまでにもてはやされた男性の条件。
その後バブルが崩壊し、リーマンショックなどを経て、2010年代になってささやかれていたのが低姿勢・低依存・低燃費・低リスクの「4低」が男子モテる説なのだそうです。女性の社会進出が進んだり、不景気の流れを受けているのがよくわかりますよね。
2020年代に入り、時代は平成から令和に変わりました。新しい時代を迎え、「女性にモテる男性の条件」はどのように変化したのでしょうか?株式会社ネクストレベルが20〜40代の女性445人に対して実施したアンケート結果から探っていきましょう。
令和女子は「高価な持ち物」には興味ナシ?
まずは令和女子が、「高収入」や「ラグジュアリー」を感じさせる「高価なモノ」を所有する男性に魅力を感じるかどうかをみてみましょう。
一般的に高価だと考えられるものから「持っていると好感度がアップするもの」を選んでもらったところ、「どれも高感度に影響しない」と答えた女性が38.2%にも及びました。好感度がアップするものとして多かった「マンション」21.1%、「持ち家(一戸建て)」18.0%以上の票を集めています。
令和の女性は、男性が高価な持ち物を持っているからといって惹かれるわけではないようです。その理由は?
- 高級なものや持ち家を所持しているからいいというものじゃないと思うし、外見や持っているものじゃなく人の中身で判断したいから(20代)
- 高収入までは望んでおらず、普通の生活ができる程度でいいと思っているため(20代)
- 私自身がブランドや高級品にこだわりがないためです(20代)
- 高級なもので着飾ったり、家や車を持っていることをステータスと思っている男性よりも、庶民的であっても一緒にいて安心できる人の方がよいと感じるから(30代)
- 高級品があるからとか、家を持っているからとかで、男性を選ばない(40代)
「外見や持ち物ではなく、中身を重視したい」「高価なものを持っていなくても安心できる人がいい」というのが、今回回答した女性たちの価値観のようです。
若いほどラグジュアリーに興味ナシ!
「どれもいいと思わない」と回答した割合は、年齢によって差があり、20代では45.0%、30代では38.8%、40代では28.8%です。また「マンションは好感度が高い」と回答した割合は、20代18.1%、30代19.4%、40代27.2%です。
この結果から、若い世代のほうが「お金を持っている」人に関心が薄く、年齢が上がるにつれラグジュアリー志向が強まっていることがわかります。
40代女性の27.2%が「マンションは好感度が高い」と回答したのは、次のような理由からです。
- マンションで立地条件がいい場所だと、資産になるから。高級車やブランドのバッグは金額も知れているし、ローンの金額を考えても不動産は魅力的。中でもマンションは一番よいと思う。
- 不動産資産があると、生活基盤がある程度整っているような安心感がある。
- 堅実な感じがする。ローン審査に通っているということは、それなりの人なんだろうなあと感じる。
マンションを持っている男性を「かっこいい」と感じるよりは、「資産」や「安心感」「社会的信頼性」に魅力を感じているようですね。生きてきた過程のなかで、資産・安心感・社会的信頼性の重要性を実感する機会があったからだということができるかもしれません。