選択肢を持たせる
そして娘にはこれも伝えています。「学校に行くのが嫌だったら行かなくてもいいんだよ」と。この選択肢を持たせること。これも私は親の大事な役割だと思っています。
「学校は絶対に行かないといけないところ」と思うよりも、「行ってもいいい」し「行かなくてもいい」。いつでも自分で決められる。この選択の自由があるだけで、気持ちは随分と楽になりますし、これは大人にとっても同じことだと思うのです。
- 娘の気持ちに寄り添う
- ママの立ち位置は常に娘の味方
- 選択肢を持たせる
この3つを意識・実践してきた結果、いま、娘はどう成長しているか?というと、自分のいい気分を最優先に、自分で決めて行動できるようになってきています。
娘から時折聞く話のなかには「私だけひとりでこっちにいた」といった言葉も出てきますが、そこには「自分がそうしたいからそうした」という力強さがあって本当に頼もしい。とはいえ、時折涙していることもあります。他人の言葉に負けてしまうとき。他人の言葉が真実だと思って自分に採用してしまうとき。
そんな話が出たら、私はこう伝えます。「なんで悲しいかわかる?娘ちゃんが◯◯ちゃんの言葉が正しいと思ったからだよ。でもそれ、違うよ。◯◯ちゃんの言葉を聞いて嫌な気分になったよね?ということは、それは娘ちゃんにとっては正しくないの。関係ない話なの。だからその言葉は気にしなくていいんだよ」と。そうすると、娘のなかにたちまちパワーが戻ってきて元気になります。
あなたがいい気分でいること以上に大切なことは何もない。この言葉を子どもにも伝えていくことは、とても大切なことだと私は思うのです。そして感情(いい気分、嫌な気分)は、私が本当の自分と調和しているかどうかで決まり、目の前の出来事によって決まるものではないと理解させてあげることも大切です。
根本的なことをいえば、子どもたちは、生まれたときはそのことを知っていた。むしろ知らない、忘れてしまっているのは大人たちです。だから、まずは大人が「自分がいい気分でいることを大切にする」これを意識して実践することが大事。その上で、子どものいい気分を邪魔しないよう心がけてみてください。
「マイルール」と「マイホームルール」
娘はとても素直で素敵な子に育っています。なんでもかんでも自由にしたら歯止めの効かない子になるのでは?なんて思っていた時期もありましたが、結局ルールは存在しています。
それは「マイホームルール」です。「マイホームルール」なんていうとガチガチのルールを想像するかもしれませんが、そうではありません。家族をひとつの個として捉えたら、家族にとってのいい気分というものがあります。それは誰かの一存で決まるものではなく、もちろん話し合いで決まります。そのルールに沿ってすべてが決まる。だから破茶滅茶なことにもならないわけなのです。
だからといってマイルールを押し付けたら、これはまたコントロールになってしまうわけで…子どもたちが伸び伸びと楽しんでいる姿をイメージしながら、私は私のいい気分を大切に、日々を過ごす。私たちがやることはいつだってただ、これだけなのです。
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