「婚活」「成婚」をメインテーマとし、新たなライフプランを初動からサポートしている、婚活FPの山本です。今回は30代前半の独身女性から「彼の両親の価値観が古く、結婚をためらっている。どう思う?」とご相談をいただきました。
彼も30代前半で、年収はそろって300万円ほど。また彼は実家暮らしで、家族で小さな会社を経営。結婚後は別居予定でしたが、同居と会社手伝いが結婚の前提となり、結婚する前のいまから子どもの名づけや出産まで口を出すそうです。彼は「何とかするから」とのことですが、どうにも不安が取れないようす。
たしかに、価値観がアップデートされていない義理の両親(義両親)のようですね…。問題も多そうですが、だからこそしっかり「考えておくべきところ」を抑えておきましょう。今回は、価値観が違う義両親を持つかたとの結婚について、大切なポイントをお伝えします。
義両親との関係を薄められるか
さて、まずは基本ですが「おそらく彼には何もできない」、これを前提に考えることがおすすめです。そして、おそらく義両親も変わりません。変わるようなら、とっくに変わっています。
細かな要望くらいは通るかもしれませんが、まさに同居や手伝い、子どもなどの大きな部分は、自分たちの意向に従わせようとするでしょう。
その親に育てられたのが彼です。おそらく彼は親に大きな反論をしたことがなく、不満はあっても従ってきたのだろうと思います。反論してもムダ…という感覚かもしれません。その関係性が、例の口出しに繋がったのかと。
「何とかするから」も、一般的には何も有効な対策がないときに使う言葉ですよね。何とかしたい気持ちがあるのはわかりますがね。
本当に何とかしたいなら、まず転職と別居をして、義両親との関係性を薄めることが大切かと。これができたら結婚…もよいかもしれません。聞く限り、できない可能性が高そうですが…。ともかく、流されるままの決断は危険かと。冷静に結婚後の現実を見据え、考えましょう。
「幸せな結婚」をするための選択肢
さて、合わせて大切なことなのですが「並行的にでも婚活を始めてみる」、これが現実的な対処法かもしれません。
まず、彼と結婚したい気持ちはお察しします。義両親さえいなければ…でしょうね。しかし、いまの彼にそれを望むのは困難かもしれません。彼との結婚は義両親との関係にも繋がります。
一方、あなたはまだほかの男性を探せる年齢。おそらく婚活をすれば、まだ相応にモテます。なかには、彼以上の男性もいるかもしれません。少なくとも義両親の価値観がマシな男性はいるはずです。年収だけならよりよい男性は普通に多くいます。
幸い、まだ明確な婚約はしていないようす。彼氏がいるだけなら婚活しても問題なく、よい出会いがあれば乗り換えても大丈夫です。もしなければ、彼に戻ることもできます。
少し荒業ですが、あえて婚活を彼に打ち明け、彼に決断と行動を促すのもひとつの手です。それでも彼が動けなければ…それはそれであなたにとってひとつの判断材料になるかと。
また、どうしてもダメだったら離婚…も視野に入れて、結婚してみるのもひとつの考えといえます。ひとまず、一般的には反対される話かと。あなたのいまのとまどいは、当然です。落ち着いて、多角的に考えていきましょう。
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