共に生きる皆さんへ。こんにちは、野澤卓央です。
私たちはできるか、できないか、これは成功するか、失敗するかなど、よく「結果」に目を向けます。
そのとき結果に執着し過ぎてしまうと、自分の「やりたい」気持ちや情熱、可能性、流れを失うことがあります。
この世界は、やってみてわかること、成長すること、視点が変わること、流れの中で生まれる展開、ご縁がたくさんあります。
でも、最初からできる、できないで判断するとその過程が見えなくなってしまいます。
結果への執着ではなく、プロセスに目を向ける

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赤ちゃんは最初から何でもうまくできるわけではありません。
歩けるようになるまで何度も転び、何年もかけて言葉を話します。
赤ちゃんがもし自分は歩けるか?歩けないか?を常に結果を考えていたら、何度も何度も転ぶうち、自分への自信を失うかもしれません。
そして、結果への執着は相手の情熱、可能性、未来を奪うこともあります。
目標を持つこと、結果を求めることに良い悪いはありません。ただ何事もやり過ぎる、やらな過ぎると、次の課題を生みます。
目標や結果にばかり執着し、好奇心や情熱より結果が優先されると、自分だけでなく子どもや部下の成長、可能性を止めてしまいます。
親は子どもよりさまざまな経験をしています。
自分の経験の中でこれはうまくいく、いかないと物事を判断すれば、「そんなことをやっても意味がない」「どうせやってもダメだ」などと、子どもの好奇心を否定したり、こうした方がうまくいくと、自分の価値観を子どもに押し付けがちです。
すると、子どもは親の愛や承認を得るために、無自覚に期待に応えようとするか、親に反発することに力を注ぐようになります。
結果にこだわり過ぎず、子どもの情熱の芽を、大人が受け止めて応援することで、子どもは安心して挑戦を続け、自然と成長していきます。
結果がどうであれ「やってみたい」というプロセス自体に光を当てると、その子の中に眠る力が引き出されていきます。
これは子どもだけでなく、大人にも言えることです。
「まだ結果が出ていない」「人よりできない、遅れている」
そうやって自分をジャッジして責めてしまうと、自分の自信もやる気もしぼんでしまいます。
自分の内側、気持ちを観察し、「やってみたい」という芽に気づき、その気持ちを大切にすると、身体と心は安心し自然と次の行動へとつながっていきます。
あなたへの問い
- あなたの中にある「やってみたい」という小さな芽は何ですか?
- 結果を手放しその芽に光を当ててみると、どんな気持ちになりますか?
- 結果ではなくプロセスを楽しむとしたら、どんな一歩を踏み出したいですか?
大切に育てていきたいのは、純粋な好奇心や情熱。
結果で評価されることではなく、一人一人のプロセスを大切にして、続けていける力。
そこに光を当てるとき、子どもも大人も、自然体で伸びやかに成長していけると僕は信じています。
【今日のコツ】
結果ではなくプロセスに光を当てたとき、本来の可能性を発揮した道を歩み出せる。
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