「相互依存」に欠かせないアレ
相手の「相容れない部分」を受け入れて「相互依存」を目指すのには、自己肯定感が活躍します。自分にとって「ありえない!」という部分を受け入れようとするとき、自己肯定感が低いと自分が間違っているような気がして、激しい自己嫌悪に陥ってしまいがち。
でもそうではなくて「相手には相手の価値観が、自分には自分の価値観がある」と相手と自分の間に区切りをつけてみてください。
パートナーとの心理的距離感はとても近いので、つい「同じ」を求めてしまうんですが、「違い」を受け入れた方が互いに気持ちいいはず。
何より、それぞれの個性が発揮されて楽しいと思いませんか?相手を否定して、自分色に染められたら、安心はするかもしれない。でも「退屈な関係」ができてしまう恐れもあります。
短所と長所は紙ひとえ
そして、もうひとつのやり方が「自分の不完全さを受け入れる」という方法です。
あなたは、自分の不完全さを受け入れられていますか?すぐに落ち込むところ。恋愛にのめり込みやすいところ。プライドが高いところ。飽きっぽくて何事も続けられないところ…。
以前にもお伝えしていますが、短所は長所です。すぐに落ち込む人は、慎重な人。恋愛にのめりやすい人は、愛する歓びを知っている人。短所も長所も、ただその人の「目立っているところ」だということ。
短所になるのか、長所になるのかは、その人自身がどう受け取るか次第で変わります。だから自己肯定感が高まれば、ぐんぐん良い方へ受け取れるようになって、短所が長所として発揮されていくのです。
自分の不完全さを受け入れられると、パートナーの不完全さも受け入れやすくなる。相手も自分と同じ不完全な人間だと認められるし、「短所の裏の恩恵」を受け取れるからです。
不完全な自分を「禁止」しないで許してあげる。「不完全な私だけどOK」「完璧な私じゃないけど幸せ」そんな風に、ありのままの自分を受け入れて、自分の価値と相手の価値を受け取っていきましょう。
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