彼から返信が途絶えてから1週間…もう1回、何か送らなきゃ。次のデートの約束がない…早く約束にこぎつけないと。
彼とは仲がいいけど、結婚の話が出ない…彼をその気にさせなきゃ。「恋愛に焦りは禁物」とわかっていても、彼を好きであればあるほど、はやる気持ちが生まれてしまいます。
私たちはなぜ焦るのか?
返信がない!次のデートの約束がない!結婚の話が出ない!…って状況、確かに焦ります。変なLINE、送ったかな。前回のデートつまらなかったのかも。私と結婚したくないのかな。そんな想いが駆けめぐって、焦って何とかしようとして、空回りして、自滅しちゃう。すごくもったいないですよね。
この焦りは、根本にいる 「自信のない私」が彼との出来事で表に出てきてしまったことで引き起こされているのです。
自分に自信がないと、頭の中にある幸せの「形」ばかり追いかけてしまう。だから少しそこから外れただけで、パニックになるのです。「このままだと幸せになれない。どうしよう、どうしよう…」と。
こういった状況でやりがちなのが、思い通りに戻そうとして、彼や状況をコントロールすること。
「絶対、返信がくるLINEテクニック」をネットで検索する。彼に返信してもらえるよう、「?」で終わるLINEを送り続ける。デート中も次のデートの約束ばかり気に掛ける。我慢に我慢を重ねて、最後にドカーンと彼に結婚を迫ってしまう。これが、彼に響かない行動に繋がって、空回りしてしまうのです。
なぜなら、あなたの行動の理由が「愛」ではなく「おそれ」だから。自分の「怖い」という感情を、彼に解消してもらおうとしているのです。
「いまの私」でしか生きられない
そして、自分を否定している分「本来の自分」を隠してしまって、個性も面白みもない「無難な私」を彼に見せてしまいます。
では、どうすればいいのか。自己肯定感を高めることが活躍するのですが、もっと具体的にすると「最善を尽くす」という感覚を知るのもおすすめです。
最善を尽くすというのは、遠い理想を実行しようとするのではなく、「いま自分にできるベストをやろう」という意識。「理想は目標で追いかけたいけど、今すぐにはできない」と受け入れて、いまの自分にできる最善を尽くす。
私たちは、いまにしか生きられません。だから、どんなときも「いまの私」で勝負するしかないんです。だったら、その「いまの私」のベストを引き出してあげよう。
そんな意識でいられたら、彼から返信がなくても、デートや結婚の約束がなくても「私なりに頑張ったんだけどな。仕方ないか」 と受け入れられるし、そのうえで「じゃあ、どうする?」と次の一手を考えられます。
できることはやった。実は、そう思えない分だけ、後悔が生まれているのです。後悔しない恋にするためにも、ベストを尽くしていきたいですね。