出身地の特産品を持参して
「結婚したい」という気持ちとともに、彼女の実家に持って行きたいのが気の利いた手土産。さすがに、結婚の申し出に行くのに、手ぶらというのも気が引ける…。でも、一体何を持って行けばいいのだろうかと迷ってしまう方もいるでしょう。
彼女の父親が気に入る手土産についての調査では、「相手の出身地の品」と「何も受け取りたくない」が同列で1位という結果が得られています。
「何も受け取りたくない」理由は、「結婚の挨拶に来たわけだから、手土産と引き換えに娘を渡すわけでないから何もいらない」(愛知県/54歳)という父親ならではの一筋縄ではいかない思いが隠れているようです。
ただし、受け取りたくないと聞いて何も持って行かないのは、マナー違反。地元の特産品など、あまり高価すぎない品を選ぶのがおすすめですが、迷ったら自身の両親に相談するとよいでしょう。
また父親が好きなお菓子やお酒の銘柄は、娘である彼女に聞くのが一番です。手土産に限らず、父親の趣味や趣向など彼女にしっかり聞いておけば、会話の糸口が見つかるはずです。
父親が娘の結婚相手に求める条件は?
父親が娘の結婚相手に求める条件についての調査結果でも、結婚の申し込みフレーズ同様、「娘を大切にする気持ち」が堂々の第1位(122人中111人が必須と回答)となっていました。
それに次ぐ「十分な収入」「優しさ」「所帯を持つことへの責任感」といった回答を見ても、大切な娘に一生苦労してほしくないという父親の気持ちがよくわかりますね。
現時点での収入が十分でないと感じている男性は、将来の展望や人生設計を説明するなどして理解してもらえるよう努めましょう。
一方で、「育ちのよさ」「家柄」「資格」「学歴」などを重視する父親はかなり少数派のようです。もしコンプレックスに思っているのなら、その必要はなさそうですよ。
娘を大事に思う気持ちに寄り添い、誠意を見せて
結婚の申し込みに行く際は、以下の点を押さえておくと、彼女の父親に気持ちよく結婚を認めてもらうことができそうです。
- 彼女の父親は、「一生をかけて幸せにする」と誓ってほしい
- 「娘さんをください」は、娘をモノ扱いされているようでイヤ…
- 彼女への愛情表現は、彼女の父親の前では必要ない
- 妊娠したという報告は、彼女の父親からすると複雑
- 収入が少ないと不安になるので、将来の展望を伝える
なかでも「一生をかけて幸せにする」というのは、言葉だけではなく実際にその思いを持って、固く誓っていることが大切です。
彼女とあたかい家庭を築くためにも、義実家との関係性は重要なものになってきます。結婚のあいさつが、お互いによい信頼関係を築くための一歩になったらいいですね。