「怒る」って簡単なことだけど…
飛行機の席の「事件」は沢山の事件の一部です。思い返せば、ほかにも似たようなことがたくさんありました。
車のシート、ホテルのベッド、ホテルのアメニティ、食事、コーヒー、酒の種類、地元の人間、ライブハウス、サウンド、スタッフ…文句をいわないときは、正直いったなかったです。むしろ彼といっしょにいてよかったのは演奏していた最中だけで、それ以外ではこれほど駄々をこねる人を見たことがありません。
うちの母もすごかったですが、彼はもっとすごかったです。彼を見て本当に反面教師になりました。人間、怒るって簡単なことなんだ。そして、無意味なことなんだ、と。
彼がごめんなさいと謝っても、おそらくもう私は共に演奏することはないでしょう。でも、怒りません。ネガティブなシチュエーションにネガティブに接するのはそれこそ意味がないからです。
これからもネガティブな人に会うでしょう。そのとき、少し落ち着いて、親切に接したい。相手を治すためではなく、よくさせるためでもありません。自分がよくなるためです。
人と喧嘩したり怒り返したとき、あなたはいい気分ですか?ノーですよね。それならどんなに理不尽な扱いを受けても、怒り返さないこと。少しでも親切に接すること。
もちろん人間ですから怒ります。怒りがこみ上げてきたら、止まって自問する。何が気に入らないのか、と。理不尽なこと、たくさん起きます。それにどう反応するか、どう接するか…。
自分の感情は、変えられます。怒りから優しさに変えてみましょう。そのほうが、周りの人だって気分がよくなります。何より、自分が気分よくなれるんです!あなたは怒りと気分よさ、どっちを取りますか?
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