2020年12月14日(火)は、なんと「ふたご座流星群」の活動が極大になるそう。あさって12月13日(日)の夜から14日の明け方ごろに、1時間で最大55個の流星を観ることができると予想されています!
「55個」と聞くとその数の多さから「たくさん観ることができそう」と思うかもしれません。しかし油断は禁物!というのも、街の明かりや空気の透明度、視界の広さなどの観測条件が悪いと、条件がいいところに比べて観測できる流星の数は半分から3分の1ほどになってしまうといわれています…。
当然、郊外になればなるほど街が明るいため、観測できる数は少なめ。でも、できる限り多くの流れ星を観たいですよね。そこできょうは、いまいる場所から1番近い「観測に最適な場所」の探しかたをご紹介します。
流れ星を観るときのポイント
まずは、流れ星を観る際のポイントについてお話します。国立天文台によると、流れ星などの光は街灯の明かりなどと比較するととても弱いそうです。
やはり、明るい場所では観測できる数は減ってしまうんですね…。夜でも明るい大都市からは、なるべく離れたほうがいいかもしれません。
また流星群は「放射点」を中心にあらゆる方向に飛んでいくため、広場や河川敷など視界のひらけた場所がよいとのこと。視界がひらけていない場所から観る際は、明かりがない方向を観るとよいそうですよ。
いずれにせよ、見逃さないためにも放射点の方向などどこか一点を観るのではなく、なるべく広い範囲をリラックスして眺めることをおすすめします。
観測場所の探しかたは?
次に、観測条件がよい場所の探しかたについて。街明かりなどがない、観測条件のよい場所を探すときにおすすめなのが「光害マップ」。こちらのサイトでは、光害マップをもとにした「全国各地の明るさ」が掲載されています。やはり首都圏はあまり条件がよくないことがわかりますね…。
「全国星空スポット」のマップでは、全国の星空スポットをGoogleマップ上で多数ピン留めしてくれています。現在地からの検索ができることはもちろん、スポットごとの解説も見ることができるのでおすすめです。
たとえば東京の「武蔵野の森公園 」は、「駐車場24時間利用可能(有料)。トイレあり。コンビニなどにも困らない」など。天体観測は長時間になることもあるので、こういった情報ってすごくありがたいですよね。
あさって観測できる「ふたご座流星群」の流れ星は、明るいものが多め。そのため、視界のひらけた場所であれば自宅からでも確認できる可能性が高いです。
ですが、「確実に観たい」「たくさん観たい」というかたは、やはりきょうご紹介したマップを使って、星空スポットを探すのがよいと思います。夜は冷えるので、あたたかくして天体ショーを楽しんでくださいね!