今夜2021年1月3日の23時ごろ、「しぶんぎ座流星群」が活動のピークを迎えます。極大になるのは、4日(月)の0時ごろまで。しかしこの時間は放射点の高度が低く、あまり観察には向いていないとのこと。
…となると気になるのが、観察にぴったりの時間帯ですよね。そこできょうは、2021年最初の天体ショー「しぶんぎ座流星群」のおすすめの観測時間などについてご紹介したいと思います。
「しぶんぎ座流星群」とは
「しぶんぎ座流星群」は、三大流星群のひとつ。なのですが、流星の出現数はその年によってかなりムラがあるのが特徴です。また、今年は明るい月が輝いていることから、月明かりの影響を受けやすいことが予想されます。確認できる流星の数は、例年に比べると少なめかもしれません。
国立天文台によると、「しぶんぎ座」という名前は、いまは存在しない星座「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」からきているとのこと。位置していたのは、いまも楽しめる「うしかい座」と「りゅう座」の境界あたりだったそうです。いつか消えてなくなってしまう星々は、儚くて美しいですね。
2021年最初の天体ショーを楽しむには?
今回の「しぶんぎ座流星群」は、冒頭でもお話した通り、きょう1月3日の23時ごろからあす4日(月)の0時ごろまでに「極大」を迎えます。これに加え、放射点の高度を考慮すると、観察に適しているのは4日の2時から5時台だといえそうです。月明かりの影響を受けてしまうので、明け方のほうがよりチャンスがあるかもしれません!
2021年はほかにも…
今年2021年は「しぶんぎ座流星群」のほかにも、魅力的な天体ショーがたくさんあります。
同じ流星群でいうと、同じ三大流星群の「ペルセウス座流星群」が月明かりの影響を受けずによい条件で観測できるとされているんです。月齢や極大になる時間などこれだけよい観測条件が揃うのは、なんと8年ぶりなんだとか。なんとしても観たい流星群です。
ほかにも、5月26日(水)には「皆既月食」が、11月19日(金)には「部分月食」が楽しめます。今年も美しい天体ショーから目が離せません!
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