地の時代の“苦労人”だけが持つ「強み」
ところで、風の時代に入る前に。私が見えない世界から見せられたものがあります。それはこういうものでした。
幸せとは真逆の考えを信じ、苦労してきた人は、真実を知ったあとも、これまでの習慣や癖が影響し、しばらくは幸せになるのが下手です。いっぽう、最初から回り道をせず、幸せに向かって生きてきた人は、すでに上手です。
ところが、幸せとは真逆の考えを信じて、苦労してきた人がとっても上手なことがあるのです。
それはなにかというと、本当にささやかなことで「うわ、うまくいったじゃん!」と喜んだり、普通のことに「ああ、幸せ」って思うことです。これは、思い通りに生きてきたり、苦労知らずの人にとっては、かなり意識しなければできない、難しいことなのです。
ささやかなことで喜べる、普通のことがありがたいと思えるこのスキルは、現実化が早くなる「風の時代」には、大きな強みです。あなたの内側から自然にわいた「ああ、ありがたいな」という波動は、すぐに現実になりますからね。
苦労は、もうしなくていい
じゃあ、苦労はしたほうがいいのでしょうか?
いいえ。「苦労は買ってでもせよ」という言葉、これは地の時代の言葉です。どんなことにも「ありがたい」と思えるスキルを身につけるための教訓だったのかもしれませんね。
しかし、自分の本心に嘘をついたり、自分を犠牲にしてまでした苦労は、スキルを得ても、あなたの心を満たすことは永遠にありません。
あなたがやりたいことをやっていたら、結果的に人から見ると苦労に見えた、ということは、これからもあるでしょう。
でも、自分を痛めつけるような苦労は、もう決してしてはいけません。そう、人は、これからの時代は、幸せな苦労しかしなくなるのです。
ささやかなことで喜べる、普通のことがありがたいと思える。あなたはすでに、このスキルを持っています。そして自分を満たすことを躊躇したり、いまを犠牲にして苦労をしたりする時代はもう終わりました。
あなたはきょうから、あなたが持っているスキルをぞんぶんに使ってあなたが人生の途中で見つけた「自分を満たす」「いまをちゃんと満喫する」という幸せの真実を、しっかり生きてください。
そうすれば、あなたは「風の時代」のことを「ああ、そう、そう。これが、私が待っていた時代だった」と、確信することになりますよ。それでは、またお逢いしましょう!
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