母に対して意識した3つのこと
私が母に対して意識したことをまとめると、次の3つです。
- 「お風呂と腹痛は関係ない、検査では異常がなかったこと」を繰り返し説明する
- 無理にお風呂を強制しないこと
- お風呂へ興味を持つように意識して声かけをする
現在は、高齢者住宅、デイサービスで入浴介助を利用しています。入居したばかりのときは、慣れるまでお風呂を拒否してしばらく入らない時期が続きました。やはり、他人に裸を見せるのには抵抗があったのかもしれません。
しかし、ヘルパーさんもプロなので、まずは「足湯をしてみませんか」と母に声をかけ、「次はシャワーも浴びましょうか」とだんだんとお風呂へ誘導するような声かけをしてくれました。
その結果、母は、徐々にお風呂へ入ってくれるようになってきたのです。
日によっては、洗髪だけ、シャワーだけとお風呂に入らない日もありますが、以前よりかはお風呂に対して抵抗がなくなってきたように感じます。デイサービスでもときどき風呂に入っているようです。
まずは、理解しようとする
認知症が進み、お風呂を嫌がるケースで悩まれているご家族は少なくないのではないでしょうか?
何日もお風呂に入らないと衛生的にも心配になりますよね。ついつい強い口調で「何日もお風呂に入らないとよくない!お風呂に入ったほうがいいよ!」と言ってしまいがちですが、無理に強制するような言い方はよくありません。
まずは、風呂に入りたがらない理由を考え、理解する。無理に強制しない。お風呂に興味を持つように声かけをする。そのように意識することで、私の母は、ときどきお風呂に入ってくれるようになりました。
お風呂に入りたがらない理由は、人によってさまざまだと思いますが、この記事が参考になれば幸いです。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。