早めに失敗してみるのも経験
先日、私は自分の最大の弱点に気づきました。それは「失敗したくない」と思ってしまいがちであることです。
いままで、このことにハッキリ気づいていなかったのでショックでした…。
どちらかというと、いままでやりたいと思ったことはほぼすべて挑戦してきたつもりだったので、自分は失敗を恐れない人間だと思っていたんです。
でも、よくよく考えると挑戦まではして、やりはじめてみると「なんか、これうまくいかないんじゃない?」と思うと、そこで止まってしまうんですよね。
先日のメルマガに書いた「スタイリストの勉強をしたけれども、結局売れっ子スタイリストになるのは難しそうなので、公認会計士を続けた」というのも、まさにその例ですね。
やっぱり、小さいころから母に受験勉強をさせられてきたことが関係しているのでしょうか。
受験勉強って「失敗してもいい」と思ってやらないですからね。決められた答えがあって、マルをもらって、合格するための勉強ですから。
でも、これからの子どもの教育は「失敗してもいい」が、とても大切になってくると思うのです。
受験勉強は受験では必要ですが、「明確に答えがあるものに対して解を出す」ことはAIがやってくれることも多く、社会に出たらほぼ不要になっていきます。
そうすると、今後の社会で人間が活躍できるのは、明確に答えがあるものに取り組むことじゃなくて「失敗して思考錯誤しつつ、よいものにしていく」ことだと思うんです。
受験勉強で繰り返しおこなう解法パターンを覚えることは、ほぼ要らなくなってきます。
そこで大事になってくるのが、失敗を恐れないことですよね。やってみて、失敗を繰り返して、いいものに改善していくということがどうしても必要になってきます。
そんなときに、失敗を恐れてなにもしなかったら、その人はなんの成果も得られないでしょう。また、失敗を恐れていちいち意思決定が遅くなったら、成果を出すのが遅くなります。
だから、「失敗を恐れず、早く失敗をする。そして改良する」ことがなによりも大切になると思うのです。
高速でPDCAを回すのが大事なんですよね。
何度かメルマガで書きましたが、子どもは親の思考をコピーする傾向にあるので、私がこの失敗を恐れるクセをまずは直そうと思いました。
いままでは、なんとか失敗せずに最初からうまくいかせようと思っていましたが、その考えを捨てて早く失敗するという思考で生きていこうと思っています。
さっそくきょうは、いままで「うまくやろう」と思っていたせいで先延ばしにしてきた試みを、うまくやるよりも早く失敗する気持ちで着手しました。
やっぱりあまりうまくいきませんでしたが、早く失敗するほうに動けたので、自分では満足しています。
そして、子どもたちにも早く失敗することが大事だという思考になってもらいたいと思っています。
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