こんにちは。無料メルマガ『「親が心配するほど勉強に夢中になる、子供への関わり方講座』で、もともと勉強嫌いで内申29だった息子を早慶附属高校3校に合格させたメソッドをお届けしている、子どもへの関わり方アドバイザーの菊地カホコです。
きょうは私のメルマガから、「子どもの反抗期」と「子どもの進路について」よりよい親の関わり方をご紹介します。
子どもの反抗期はあったほうがいい!
みなさんは、反抗期ってありましたか?うちの息子と娘は2人ともありました。
息子は中学生のころ。息子は口が達者なのでいつも屁理屈をこねられて、イライラしたことを覚えています。
娘もやっぱり中学時代。娘はガンコで、嫌なことがあると部屋に閉じこもって、1〜2日くらい出て来なかったです。
部屋の鍵がないので、戸棚をドアの前に移動してドアが開かないようにされたりしました。
娘が夫とケンカして部屋にこもったときには娘の部屋に、食事を運んであげていたのを覚えています。
でも、私の母は「うちの子たちは、反抗期ってなかった気がするわ」と言うのです。私も弟も、あんまり母に反抗しなかったみたいなんですよね。
弟はどうして反抗しなかったのかわからないのですが、私は「母には反抗できない」と思っていたような気がします。
というのも、私が幼稚園くらいのとき、母は私が嘘をつくと烈火のごとく怒っていました。
そして、「お母さんは、もうあなたのことが信じられないから家から出て行きます」と言うのです。
私はまだ小さいので「お母さんがいなくなったらどうしよう」と思って、泣きながら「お母さんごめんなさい」と何度も言うのですが、許してもらえません。
そして、2~3時間泣き続けて、疲れて寝てしまうという経験を数回しました。
翌日起きても母はいなくなってはおらず、家にいるのですが、いま考えると、ものすごい恐怖体験だったのかと思います。
おそらくこれがキッカケで「母には逆らえない」と感じていたんですね。
母には悪気はなかったと思うのですが、そのせいで、いつも母の言う通りにしていたような…。
自分が嫌なこと(中学受験です)を母にさせられても「本気で反抗してやらない」ということができなかったんですよね。
まあ、母には悪気がなかったので、仕方ないのですが、やっぱり反抗期はあるのが普通でしょうし、あったほうがその後の人生でいいような気がしますね。
もっとも身近な存在である親に、自分の意見を言わないことに慣れてしまうとガマンとか、自分の感情を抑えることにも慣れてしまいますから。
感情を抑えると自分の好きなことはなにか、嫌なことはなにかが自分で見えづらくなります。
自分がどうしたいのかわからなくなり、人生で重要な選択を誤ることもあるかもしれません。
なんでも子どもの思い通りにするというのはよくないと思いますが、あまりにも「子どもを抑え込みすぎだ」と感じることがあるならちょっとゆるめたほうがいいと思います。
私は幼少期の母との経験のせいか、長らく自分の感情を抑えがちになっていたんですよね。
でもいまは、自分の感情をちゃんと察知するように努めて、感情に気づいたときにはそれを殺さずに出すことに努めています。
コツコツとリハビリ活動を行っているところです。