ほうれい線があると、老けて見えたり、悲しそうな表情に見えたりしてしまいますよね。
ほうれい線は、加齢やストレス、乾燥などの影響で顔の筋肉が衰えてしまうことで、口元や頬の皮膚がたるんでしまい深くなるそう。
株式会社R’VIVOが女性999人を対象に実施した調査では、20代後半の女性の4割がほうれい線を気にしていると回答しています。50代では、8割がほうれい線を気にしているという結果も出ています。
このほうれい線を解消する方法を、フェイシャルのプロ・岩崎るみさんが発表していました。さっそくチェックしましょう!
ほうれい線の原因と解消法
ほうれい線の一番の原因は、加齢。したがって、歳を取るごとに深くなり目立つようになります。
これは、「表筋肉の衰え」と「皮膚のたるみ」、「骨格」の3つが原因です。
表情筋の衰え
「顔の筋肉=表情筋」なので、感情が乏しいと筋肉は落ちやすくなります。そのため、感情で筋肉をしっかり動かすことが大事です。
顔の筋肉は、鍛えられず落ると、下がった筋肉の間の溝が深くなるため、シワが目立ちます。
マスクをずっと着けている、人との接触がない、感情を出したり動かしたりしない、話をしないなど口周りの筋肉を動かさない人の表情筋は、落ちやすいです。
とはいうものの、口周りのエクササイズもやり過ぎると逆に皮膚を伸ばしてしまい、余計にシワを目立たせてしまいます。
膚のたるみ
肌には、「表皮」「真皮」「皮下組織」があり、弾力性に関係するところが真皮層です。
真皮層には、コラーゲンやエラスチンから成るタンパク質の弾力繊維がありますが、老化や紫外線、ストレスなどの活性酸素により、これらが減少することで皮膚がたるんでしまいます。
そのほかにも、摩擦や引っ張ったり、寄せたりすることもたるみの原因です。
ほうれい線は、表皮のシワと異なり筋肉の溝です。ほうれい線(筋肉の溝)が影響している表皮のシワを放置していると深いシワになってしまうため、表皮のシワもケアしていくことは大事です。
表情筋の動きが悪くなると表情が乏しくなるため、ほうれい線は深くなります。また、肌の弾力がなくなってきて、たるんだり落ちたりするとほうれい線は目立ちます。
つまり、筋肉と肌の両方をアプローチしていかないとほうれい線の解消はできません。
ほうれい線はシワではないため、引っ張ったり、ウニャウニャ口元を動かしたりすることは逆効果。感情を豊かに持っていくことが非常に大事です。
笑いジワができるのがイヤだからといって笑わないのは、とてもマイナスなこと。自分の気持ちで表情筋が動かせられるよう、自分の感情をコントロールできるようになればベストです。
骨格
骨格も原因のひとつと言えます。残念ながら、ほうれい線ができやすい骨格もあります。
歳とともに骨は縮んで小さくなっていき、縮むときに一旦広がるのですが、その際に支えきれなくなってくるとそこにシワができてしまうのです。
また、骨格の歪みもほうれい線に関係します。「片方でしかものを噛まない」などの噛み癖のある人は、両方で噛むことを意識しましょう。
寝相も関係します。横向きで寝る癖のある人も、片方のほうれい線が深くなる原因となるので、注意しましょう。
ほうれい線を解消する方法
ほうれい線の原因は主に「表情筋の衰え」「皮膚のたるみ」「骨格」の3つなので、解消法は表情筋を豊かにすること。感情をコントロールしていくことが大事です。
感情を動かして、表情筋を動かすエクササイズでシワをできにくくしましょう。
また、良質なタンパク質やビタミンを摂り、皮膚の真皮層のコラーゲンやエラスチンをきちんと育てていくことや、老化しないように保湿やUVケアなどのスキンケアをすることで、シワを減らしていきましょう。
同時に、噛み癖や寝相にも気をつけるのがオススメです。
岩崎るみさんプロフィール
1974年、兵庫県生まれ。延べ4万人のフェイシャルエステで顔に触れてきた実績を持つエステティシャン。株式会社R’VIVO 代表取締役。一般社団法人フェイシャルレメディ協会 代表理事。
大手エステティック会社でエステティシャンとして勤務し、独立。現在は、神戸市内に店舗とスクール兼セミナールームのスタジオの2店舗を持ち、施術者、スクール講師として活動する2法人の経営者。
予防医学、脳科学、心理学、東洋医学の知識を用いて、フェイシャルエステティックのタッチ理論に基づいて技術アレンジをした「フェイシャルレメディ®」「クレンジングマスター®」を開発し、予約のとれないエステティシャンとして、メディアに多数掲載。
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