こんにちは、精神科医・心理研究家のゆうきゆうです。発行しているメルマガでは、人間心理を裸にして、あやつる技術をお教えしています。
さて、あなたは「集中力」がありますでしょうか?
おそらく多くの方が「集中力なんてないよ…!」「もっと集中したい!」「どうすれば集中力がつくの?」と答えると思います。
では一体、どうしたら集中力がつくのでしょうか?ここでは、最大のアドバイスをします。
集中するためには、集中しちゃダメ?
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まず、集中するために「頑張ろう」とするのはやめてください。特に、「意識して集中力を高めよう」としてはいけません。
なぜなら、その気持ちこそが、何より集中力の妨げになるからです。
意識が強くなってしまうほど気持ちがカタくなってしまい、結果的に集中できなくなってしまいます。
ここで大切なのは「何かを見るときのコツ」です。
たとえば「間違い探し」ゲームをイメージしてください。間違いを探そうとするときに、目に力を入れて、強く一点に集中しようとしてはいけません。そうすると全体が見えにくくなり、かえって間違いを見つけづらくなります。
それよりも、力を抜いて、漠然と全体を見ること。いい意味で力が抜けてリラックスすることで、違和感を見つけやすくなるはずです。
これはスポーツの試合などでも一緒。「ボールだけに集中!」とか、「相手の一点だけに集中!」というように強く一点を凝視しようとすると、やはりそこだけしか見えなくなったり、または力がこもりすぎてしまい、全体が見えづらくなってしまいます。
結果的に、のびのびとしたプレイができなくなってしまい、成績も悪くなってしまうはずです。
それより重要なのは、「目の緊張をゆるませて、全体を漠然と見て、情報が放っておいても目のなかに飛び込んでくるようにすること」です。
ただただ、それに接すること
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これは、何かをするときも同じ。「早く終えよう」とか「集中してやりとげよう」とか、力を入れてはいけません。
そうなると、やはり心がリラックスせず、かえってうまく集中できなくなってしまいます。
それよりは力を抜いて、ただその作業に「接する」こと。するとゆったりと楽しむことができて、結果的にもっとも効率的に作業が終わっています。
まさにそれこそが「集中していた」ということになるのです。ですので、何かをするときは、この「意識」を忘れないことです。
集中しようとか、早く終えようとか、余計なことを一切考えず…。リラックスして風景を見るかのように、穏やかにその作業に接すること。そうすれば、最大限に集中できるはずです。
デートでも会話でも
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これはデートや会話などでも同じです。「この会話で○○してやろう!」という気持ちを持ちすぎてしまうと、どんどん気持ちがカタくなってしまいます。
ましてや「会話に集中しないと!」なんて考えても、かえって会話の流れ全体を理解できなくなってしまいます。
それよりは、漠然とその会話に接しようと思うこと。ゆっくり呼吸をして、ただその会話をやってさえいればいい…。そんな風に思うことで、一番集中して楽しむことができるはずです。
いい意味で「力を抜く」ことが、集中のために最重要なのです。
別のことに意識がそれると…?
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ちなみによく、勉強などの途中に「音楽」をかける人がいます。
もちろん、よっぽどそれによって集中できるというのならいいのですが、とりあえず音楽をかけているだけであれば、あまりやらない方がいいのではないかと思います。
リラックスすることが大切ですが、音楽をかけることによって、音楽に意識がそれてしまうからです。
リラックスして漠然と全体を眺めつつも、できるかぎり意識「全部」で、その対象を見つめることが大切です。
力は入れようとせず、漠然とした意識のままでもいいのですが、気持ちすべてはそこに向けるというイメージでいましょう。
疲れてきたと思ったときは…?
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またそれでも、ずっと同じことをしていると、気持ちが疲れてしまうこともあるでしょう。
そんなときも、できれば「漠然とそのやるべきことを見る」のは続けた方がいいように思えます。
宿題をしているなら、たとえ疲れたり飽きたりしても、その宿題を漠然と見続ける。パソコンで仕事をしているなら、そのパソコンは、とりあえず見続ける。このように視線を外さなければ、集中力も持ちやすくなります。
特に人間の気持ちには波がありますので、波が戻ってきたときに、スッとその勉強や仕事を再開しやすくなります。
ここでもし、少し飽きたりするたびに目線を外して別のことをしてしまうと、そこに復活するのが非常に大変になってしまいます。
とにかく飽きたと思っても、漠然とその対象を見る「目」だけは外さない。このことを意識することが、何より重要です。
よりよい人生のための重要な一歩
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というわけで、集中のための話でした。実はこれ、生活全般でも同じではないかと考えます。
多くの人が、よりよく生きようとか、より成功した人生を、など願っているはず。しかしそう思えば思うほど焦ってしまい、どんどん毎日がつらくなってしまいます。
であれば少しだけ力を抜いて、ただ漠然と、やるべきことに接しようと考えること。
具体的な行動が思いつくのなら、その行動を。何も思いつかなければ、気持ちだけでも「よりよく生きよう」と考えるだけでもOKです。
そしてその意識をサラッと持ちながら、ただゆったり生活してみてください。
それだけでも、生活が少しずつラクになり、楽しめるはず。そしてそれこそが、よりよい人生を歩むために最重要な一歩につながっています。
どうか覚えておいてくださいね。あなたの生活に、少しでも参考になることがあれば幸いです。
よりよい人生を歩むための一歩は、ほかにも…
本記事は、メルマガ『★セクシー心理学GOLD 〜最先端の心理学技術★』2024年6月19日を一部抜粋したものです。
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