熟年離婚に向けて行なった準備とは

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「熟年離婚するにあたって準備したことは?」と聞いた調査結果によると、「離婚後に住む家」が24.2%と多く、次いで「当面の生活費などお金の工面」(23.5%)が続き、「特に準備をしなかった」(23.3%)という意見も3番目に数を集めています。
こちらの質問についても男女別で回答を見て見ましょう。
女性は生活費や住居の確保に重点を置く

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女性は離婚後の生活を考え、事前に転職や住居の確保を進める傾向があるようです。
一人で生活していくことを考えると、事前にきちんと進めておくべきことと言えるでしょう。
女性の準備例はこちら↓
「派遣社員から正社員に職場を変更して、離婚後の生活費を確保」(40代女性)
「当時、住んでいた家は売却し、慰謝料に上乗せする形にしてもらいました。仕事は、パートだったので正社員の雇用先を探し、新しく見つけた雇用先の近くで新しい賃貸物件を探しました。慰謝料や財産分与など金銭的なことに関しては、義理の両親達が口を挟んできたおかげで分割ではなく義理の両親が一括で支払ってくれました。親権に関しては、子供達の自立を機に離婚したので、大きく揉めることもありませんでした。」(50代女性)

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また、「熟年離婚するにあたって誰かに相談しましたか?」と聞いた調査結果を見てみると、男性は「相談していない」(31.5%)と回答した人が多い一方で、「弁護士」(13.1%)と回答した割合が女性(10.0%)よりも多く、財産分与や年金分割についての法的な準備を進める傾向があるようです。

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熟年離婚のメリット・デメリットは男女で大きく異なることが今回の調査で明らかになりました。
- 男性は「家事負担」と「孤独」に悩む傾向が強い
- 女性は「金銭面の不安」が大きな課題になる
- 事前の準備は男性より女性の方が慎重に進める傾向がある
熟年離婚を考える場合、男性は家事のスキルを身につけること、女性は金銭面の安定を確保することが重要です。
離婚後に困らないよう、事前にしっかりと準備をしておくことが、後悔しない選択につながるでしょう。
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