疲れ果てて、家には寝に帰るだけ…という感覚。よくわかります。
私も夕食後にパソコンに向かいながら、NHK-BS国際報道やワールドビジネスサテライトを見ながら、気が付くと寝落ちしています。
そして家族に「寝ているよ」と注意されることもシバシバなのです。しかしながら、大切な資格試験を控えて、そんなテイタラクではいけませんね。
例によって、私ならどうするか考えてみます。
Q. 仕事をしながら資格試験の勉強時間を捻出したい

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仕事で取得が必須となる資格試験の勉強をはじめました。難関資格というわけではありませんが、3割くらいは不合格になる、決して侮れない資格です。
社会人になってから勉強する習慣がなくなっていたタイミングでやらざるを得ない状況となり、勉強時間の捻出ややり方など、どうしていいのかわかりません。
家に帰れば仕事の疲れで、気を失うように寝る毎日ですし、なかなか勉強をする気力が湧いてきません。
ただ、試験に落ちた場合は、2回目からの受験料が自腹になるので、なんとしても合格しなくてはと危機感を抱いております。
忙しく働き、疲れ果てた中で勉強で結果を出す方法があればアドバイスをお願いします。
(愛知県/34歳/男性)
A. 夜と朝の勉強ゴールデンタイムを活かす食事法・睡眠法・通勤法で、勉強時間を捻出
効率的記憶には寝る前と起きた直後の30分が大切

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どんな資格試験かは、わかりませんが、おそらくは記憶すべき知識が山ほどあることでしょう。
ご存じの通り、記憶力を最大限に活かすには、睡眠直前の30分と、起床直後の30分が大切です。
しかし、問題は、限られた睡眠時間の中で、この1時間をどうやって捻出するかでしょう。
結論から言えば、帰宅から睡眠までの時間の有効活用と、深く短く良好な睡眠をとることが大切です。
16時間断食ダイエットを併用し夕食時間を勉強時間に
おそらく資格試験まで、それほど長期間ではないはずです。例えば3カ月の辛抱であれば、思い切って夕食を抜かれてはいかがでしょう。
いわゆる16時間断食ダイエットを試みれば、体調管理と勉強時間が捻出できるはずです。
また、私も毎日ではありませんが、夕食断食を続けていてわかったことがあります。
夕食を食べると、どうしても眠くなって、食後にうたた寝をしてしまい、仕事がはかどらないのです。
つまり、夕食を抜くことで、30分の時間を作るだけでなく、頭をクリアにすることもできるわけです。
しかも、消化をしないで済む分、夜は深く眠れる効果もあります。
入浴前後のストレッチ&瞑想で、記憶力を高めつつ深い入眠
深い眠りのためには、寝る直前の入浴や、ストレッチ&瞑想が有効だとわかってからは私も日々実践しております。
そのおかげで、人よりも短い4時間半~6時間の睡眠で、これまで一人数役の激務をこなしてきました。
入浴とストレッチ&睡眠の方法や順番は、人それぞれ好みや適性があると思いますが、いずれにせよ、リラックスした状態で、睡眠直前の30分に集中して記憶することが大切です。
その時、無理して覚える必要はありません。むしろ、お経でも読むように、目で見て声を出して、頭を使わずにボーっと記憶した方が効果的だと私は実感しています。
睡眠前に1錠飲む花粉症の薬で熟睡を
これは今の季節だけの裏ワザかもしれませんが、もし花粉症でお悩みでお薬を処方されているならぜひお試しください。
私もひどい花粉症で毎春悩んでおります。なにしろ花粉症で目はかゆく鼻はぐずつき頭がボーっとした状態では、知的生産性が半減してしまうからです。
そこで、1月からお医者様に処方された花粉症の薬を飲み続けています。
日中は仕事が不規則なので飲み忘れがちですし、眠くなってはいけないので、睡眠前に1錠飲めば1日大丈夫なタイプのお薬を処方してもらっています。
私の場合、この薬が睡眠を深めてくれて、夜中に起きる回数も減りました。
ですから寝る前30分の記憶学習を終えて、床に就く直前に花粉症の薬を飲むと短時間熟睡ができてよいかもしれません。
朝起きたらおひさまを浴びてから昨夜の復習を

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朝起きたらまずは窓の外に行って、おひさまを浴びて、その夜に睡眠を深めるためのホルモン分泌を促しましょう。軽いストレッチや深呼吸も効果的です。
そして、昨晩記憶した部分をもう一度目で見て、声に出して復習しましょう。
この時、通勤時間勉強用に自分の声をスマホなどで録音しておくことをおすすめします。
通勤時間に自分の声を聴きながら再復習
通勤が徒歩・自転車であれ、電車・バスや自家用車であれ、耳は空いているはずです。
この時、朝に録音しておいた自分の声が役立ちます。それをイヤホン(自動車の場合は骨伝導ヘッドホン、自動車の場合はスピーカー)で聴きながら、再び復習をするのです。
もちろん、電車・バスなら教科書を見ながら自分の声を聴くことで、さらに記憶力が高まるはずです。
可能なら人に怪しまれない程度に、自分の声に合わせて復唱してみましょう。
こうして、睡眠前後の30分と朝晩の通勤時間をうまく活用すれば、忙しいさなかでも記憶力を高められると思います。
あわよくば同時にダイエットにも成功できるかもしれません。
ぜひ、資格試験合格を目指して、試してみてください。
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