マンションにお住まいの方々にとって、共有スペースは日常的に利用する重要な場所です。しかし、こうした共有スペースでのトラブルが後を絶たないのも事実…。
株式会社AlbaLinkが実施した「マンションの共有スペースでのトラブルに関する意識調査」によると、住人たちが経験したトラブルにはさまざまな形態があります。
今回は、調査結果をもとに、マンションの共有スペースで起こるトラブルの実態とその対応策について探っていきます。
ルール違反行為がマンションの秩序を乱す…

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調査に参加した270人のマンション住民が最も経験したトラブルは「私物が置かれている」(21.9%)でした。
次いで「騒音がひどい」(21.1%)が続き、3位には「子どもが遊ぶ」(17.4%)が挙げられました。
これらの結果から、共有スペースに関するトラブルの多くが、個人の行動やルール違反に起因していることがわかります。
それではそれぞれの問題に対して回答者のリアルな声を聞いていきましょう。
7位 無断駐車する(4.8%)
第7位には、「無断駐車する」がランクインしました。マンションの駐車場は契約している住人が使えるのが当たり前ですよね。
それにも関わらず、契約している人のスペースに勝手に駐車したり、予約が必要な来客用スペースを無断で使用している人もいるのだとか。
さらには、本来駐車してはいけないスペースに車を停めて、駐車場の道路を塞いでしまうというトラブルも実際に報告されています。
<回答者の実際の声>
「お客様専用駐車場をまるで自分の駐車場みたいに使って、毎日車を無断駐車している」(30代 女性)
「非常階段出口の前にバイクが停められていて、出口を使用できない状態が続いている」(40代 女性)
6位 ゴミ出しルールを守らない(7.8%)
第6位にランクインしたのは、「ゴミ出しルールを守らない」というトラブルでした。
地域やマンションのルールをもとに、住人全員が守らないといけないもの。ルール違反をする人が増えてしまえば、マンションの景観や異臭がしてしまうといった悪い環境ができてしまいます。
実際に、回収日以外に粗大ゴミを放置する住人がいることで、ゴミ集積所で使えるスペースが狭くなり、ルールをきちんと守っている住人がゴミ集積所を使いにくくなっているのだそうです。
<回答者の実際の声>
「本来は有料で回収依頼すべき粗大ゴミを、ゴミ捨て場に放置」(40代 男性)
「ゴミの出し方。回収日以外でも平気で出す人が多くて、掃除する管理人も困っている」(50代 女性)
5位 ゴミのポイ捨て(9.6%)

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第5位にランクインしたのは、同じくゴミ問題の「ゴミのポイ捨て」でした。
共有スペースは住人皆で使用するもの。それにも関わらず、ゴミを捨ててしまったり残していく住人も多いのだそう。
なんと、「飴のゴミを自転車のカゴに入れられる」といった嫌がらせを受けている住人もいるのだとか…。
ポイ捨てをする人がいると、「他の住人がやっているから、自分もポイ捨てしていいや」と考える住人が増え、モラルの低下が懸念されます。
マンションが綺麗に保たれていないと、外から来た人の印象は間違いなく悪くなってしまうでしょう。
<回答者の実際の声>
「郵便ポストの周りにチラシが散乱している」(40代 女性)
「入居者と友人が出入口付近で座り込み飲食して、出たゴミを放置していた」(50代 男性)
4位 喫煙する(14.1%)
第4位には、「喫煙する」がランクイン。最近では指定の場所のみでの喫煙を呼びかけるなど、喫煙ルールが見直されつつありますが、禁煙となっている共有スペースでの喫煙はもってのほか。
嫌煙家や子どもにとっては、臭いや煙がストレスになってしまうでしょう。
その他に、「ベランダで喫煙している人がいて困る」といった声も多いことから、「健康被害」「防火」「隣戸の洗濯物に臭いがつくこと」などを考慮し、ベランダでの喫煙を禁止しているマンションも増えてきているようです。
<回答者の実際の声>
「禁煙となっている共有部で、喫煙している住人がいたこと」(30代 男性)
「建物全体でタバコ禁止なのに、屋上やエレベーターでタバコを吸う人がいる」(30代 女性)
3位 子どもが遊ぶ(17.4%)
マンション内で「子どもが遊ぶ」ことも問題になりがちです。ボール遊びやスケートボードなどが原因で他の住民の財産が傷ついたり、事故が発生したりすることがあります。
また、広いロビーや共有スペースが子どもたちの遊び場として使われることもありますが、長時間使用されると他の住人が利用できなくなってしまうという不満も多く寄せられています。
<回答者の実際の声>
「子どもがマンションの中庭でボール遊びをして、住居の扉を傷つけた」(40代 男性)
「マンション入口前の階段部分でスケートボードをやる若者が後を絶たない」(50代 男性)
2位 騒音がひどい(21.1%)
2番目に多かったのは「騒音がひどい」というトラブルです。特に深夜に大声で騒ぐ住民や、階段や通路で長時間会話を続けることで、他の住民に迷惑をかけるケースが目立ちます。
マンションの共有スペースは住人同士の交流の場でもありますが、節度を欠いた行動がトラブルの元となることがあります。
<回答者の実際の声>
「たむろしている学生がうるさい」(20代 女性)
「深夜に大声で騒ぎながら帰宅したり、階段に複数人で座り込み、長時間話したりなどの騒音トラブルがあった」(40代 女性)
1位 私物が置かれている(21.9%)

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そして第1位には、「私物が置かれている」がランクインしました。共有スペースに私物を置くことは、居住者にとって大きな問題となりかねます。
例えば、ラウンジに私物が置かれることでスペースが狭くなり、転倒や事故の原因となることも。
特に自転車や荷物を通路に置く行為は規則違反となることが多く、災害時の避難路を塞ぐ危険も伴います。
また、虫や害獣の発生源となる可能性があるため、見た目だけでなく、衛生面でも問題が生じてしまいますのできちんとルールは守らなくてはなりません。
<回答者の実際の声>
「ラウンジのような共有スペースに私物を置かれたことで場所が狭くなり、つまずいて転んでしまった」(20代 男性)
「隣人が共有スペースやベランダに業務用廃棄物のアルミサッシやクーラー室外機などの荷物を置いていて、それらが強風で飛び、車に傷をつけられた」(40代 女性)
「自転車の乗り入れ。「自転車は自転車置き場に」という決まりがあるのに、自宅前の共用スペースに置いている人が多いです」(50代 女性)