家賃に食費、光熱費、携帯代…新しい洋服はほしいし、たまには贅沢なディナーもしたい。お肌の曲がり角がきたら、いままでよりちょっとイイ化粧水に変える。
腰が痛くなったら整体でほぐすし、風邪を引いたら病院に行く。生活するのはお金がかかるし、キレイでいるのも、健康でいるのもお金がかかります。
年齢を重ねれば重ねるほど自分にかかる金額も大きくなり、「将来、お金足りるかな」と不安になる方も増えてくるのです。
そこで今回は、「お金の不安が消えない」という、アラサー独身女性からの質問にお答えしました。
読者からの質問:何をしてもお金の不安が消えない
Q:アラサー独身女子です。仕事をしても、節約をしても、お金の不安が消えません。何をすればお金の不安はなくなりますか?
まずは、何にお金がかかるか書き出してみよう
お金に不安を持っているのであれば、一度どんな事にお金がかかるか、90歳くらいまで書き出してみましょう。
まずは、どういった将来を描いているかをベースに、90歳までの出費を考えます。たとえば、以下のような感じ。
- 30歳/婚活費用30万円
- 31歳/結婚費用100万円
- 32歳/出産費用100万円
- 35歳/マイホーム購入2,500万円、教育費30万円
- 40歳/教育費80万円(子供8歳、私立小学校、バレエ・プールのお稽古)、海外旅行30万円
- 60歳/結婚30年記念旅行100万円
このように書き出していき、まずは自分の描く未来にはいくら必要かを出してみます。
しっかり自分の将来と向き合うことで、漠然と不安に思っていたときにはわからなかったことに気づけるはず。
「不安になる前に収入を増やさないといけない」とか「実は、結婚するのか独身なのかわからないことが不安」、あるいは「お金については不安に思わなくても良かった」だったりして。
きちんと将来にかかる費用を「見える化」して、いますべきことや自分の本当の気持ちを把握することからスタートさせましょう。
お金について、ホントはみんな不安に思っている
実は、誰でも将来のお金に対して不安を持っています。どんなにお金を持っている人だとしても、将来それがどうなるかわからないと感じているのです。
お金を持っているからこそ、お金がかかる生活をしている。高収入ではあるものの、その仕事がうまくいかなくなるかもしれない。そうならないために、がむしゃらに働いているという方も多いんですよ。
以前、私が外資系投資銀行で働いていたころ、まわりは高額所得サラリーマンばかりでした。彼らの趣味は、トライアスロンなど肉体を酷使するスポーツが多かったのを覚えています。
毎朝ジムで泳いだり、夜は皇居周りをランニングしたり、週末は箱根まで自転車で行ったり…異常なほどのトレーニングが必要なスポーツを趣味に持つことで、仕事のストレスやお金の不安というのを忘れているようでした。
お金の不安というものは、誰でも大なり小なり持っている悩み。しっかり向き合えば、より良い人生が送れるはずです。あなたも、将来を「イメージ」して「逆算」し、不安とサヨナラしませんか?
- image by:Unsplah
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