こんにちは。成績がよい子が実践している効率的で成績が伸びる勉強法を、無料メルマガ「賢い子が実践!成績を上げる秘訣」でお届けしているオフィス・ラーニングの永井です。
勉強方法を少し工夫するだけで、小学生・中学生は理解力が早くなります。そして成績も伸びます。逆に、成績が伸び悩んでいる小・中学生は、何も工夫しないでただ勉強しているだけなのです。
ぜひメルマガで紹介する勉強法の中から、お子さんが実行できそうな方法をお父さんお母さんからお話していただき、お子さんの学力アップにつなげてあげてくださいね。
メルマガで6回にわたり、社会科・理科の学習方法、特に暗記関係の学習方法をお届けしましたが、今回はその中から、かなりシンプルなH君の学習方法をご紹介します。
暗記科目が得意なH君の勉強方法とは?
H君は、社会・理科は学校の試験でいつも90点以上取っていた中学生でした。
定期試験前の自習時間のことです。
生徒はみな試験勉強をしていました。問題を解いたり、ノートに一生懸命書いたり、生徒一人ひとりがさまざまな作業をしている中、H君の勉強の様子がとても目立って見えたのです。
H君はどのように勉強していたかというと、「両手で社会科の教科書を持ち(教科書は机の上に立てて)、ただひたすら黙々と読んでいるだけ」なのです。姿勢を正して、微動だせず、じっと教科書を見つめている感じなのです。
私はその自習時間のあと、H君に声を掛け、話をしました。
「さっきの自習時間、ずーっと社会科の教科書を黙々と読んでいたけど、家で社会科の試験勉強はどうやっているの?」と私が尋ねると、H君は「自習時間のときと同じで、教科書を読んで勉強します」と言いました。
私が「ただ読むだけなの?ノートにまとめたりしないの?」と尋ねると、「はい。ノートに書くと時間がかかるので、読んで覚えます。この方が効率的かなと思っているんです」と答えました。
このあと私はH君に、どのように教科書を読んでいるのか細かく尋ねました。そして、H君の読み方に工夫があることを知ったのです。