こんにちは、孫将人です。
恋はきまぐれですが、寛容な面もあります。あなたがどのようなバックグランドを持っていてもそれを受けとめてくれる人はいます。
大切なことは自分で自分の可能性を狭めないこと。そして、自分のクセを知ることも。
たとえば、見捨てられるのではと、不安を抱える人がいます。相手の言動に一喜一憂し好きだからこそ不安になり、リラックスできない。
あるいは、自立を重んじるがゆえに親密な関係を避けてしまう人もいます。人に頼ったり、感情を出すのが苦手で相手が近づきすぎると距離を置きたくなる。
こうした傾向というのは誰しも持っているものですが、自分を知ることで余裕をもって恋ができるようになります。
さて、自分の傾向というのはどこからきているのかというと、たいていの場合、幼少期の親子関係にさかのぼります。
代表的な3つのパターンを紹介しますと…
1. 安心感の土台があったパターン

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子どもが泣いたり助けを求めたりしたときに、親が「どうしたの?」と駆け寄り抱きしめてくれる。
親の気分や都合で態度がコロコロ変わることが少なく、子どもにとって予測可能で安心できる存在。
子どもがなにかをチャレンジするとき、背中を押し、いつでも戻ってこられる安全基地として機能している。
このような環境で育った子どもは、「助けを求めれば、誰かが応えてくれる」「私は愛される価値のある存在だ」「人に頼ることは安全なことだ」という世界観を持って、大人になってからも健全な関係を築きます。
2. 見捨てられることへの不安

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親の対応が気まぐれ。優しいときもあれば、ムシしたりイライラして突き放したり。
子どもは親の顔色をうかがい、どうすれば愛情を得られるか常にアンテナを張る必要があります。
このような環境で育った子どもは、「自分の価値は相手の気分次第で変わってしまう」「愛情は、いつ失われるかわからない不確かなもの」「相手が離れていかないか見張っていなければならない」という世界観を持ちます。
恋愛でも、常に愛情を確認しないと不安になる傾向が生まれます。
3. 無関心パターン

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子どもが泣いたり甘えても、親は無関心。「泣かないの」「一人でやりなさい」と突き放し、感情表現そのものをムシされる。
身体的なお世話はしてくれても情緒的な交流はほぼなし。早くから過度な自立を求められる。
「感情を表現してもムダ、むしろ拒絶される」「誰にも頼らず一人で生きていかなければならない」「弱みを見せることは危険なことだ」
こうした経験から感情を抑えて相手と深い関係になることを無意識に避けるようになります。
上記は傾向であり、絶対ではありません。それに、大人になってからでもご自身の傾向は変えることができます。
それは内なる対話(ココロのなかで行う自問自答)の相手を、意識的に切り替える方法です。
多くの人は、自問自答の相手が幼少期のときの親になっています。それを1の安心感の土台のある相手へと切り替えていくことですね。
困っているときに自分のココロのなかのもうひとりの自分があなたを抱きしめてあげる。
あなたがなにかをチャレンジするとき、背中を押し、いつでも戻ってこられる安全基地として機能するような自分であるように。
自分の傾向を理解しつつ安定した土台を自分のなかで作っていく。
そうした自分を確立していくなら、恋のおもむくままに身をまかせることができるようになります。
リラックスして恋を楽しむことができるようになりますよ。
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