付き合っているのに冷たい態度。ほかの同僚にはにこやかなのに、私にだけ素っ気ない。メールだと仲良い感じだけど、会うと距離を感じる。
嫌われてるのかなって思うと近寄ってくる、その彼は…いわゆる「好き避け男子」なのです。
親密感が高まることを怖がり、好意を感じると距離を置く。自身が好意を持っていても、自己評価や肯定感が低めなために好意を表わして嫌われるのが怖いから、距離を置く。そんな好き避け男子には、いわゆる普通の恋愛テクニックは通じません。
そこで今回は、この難しい好き避け男子を惹きつける別の方法をご紹介します。
言葉遣い1:語尾の「ね」
好き避け男子を好きになる、女性の特徴のひとつでもあるのですが…あなたは、語尾に「ね」をつけることが多くはないですか?
「美味しかったね」「いまの映画、面白かったね」「休みは旅行に行きたいね」「それは、大変だったね」などなどこの語尾の「ね」にどういう役割があるかというと、「共感を促す」言葉なのです。
「この魚、美味しい!」というセリフより、「この魚、美味しいね!」といわれた方が、「そうだね」といわなきゃいけないように感じませんか?
これ、「一般的な」男子には、結構有効だと思います。感情を共有できると、親密感が高まって恋愛関係に発展しやすいですから。
でも、待って。あなたが相手にしているのは、好き避け男子です!互いの共感を多く生んで親密感がギュッと高まることを怖がります。好き避け男子相手だと、「ね」は彼を困らせてしまうのです。
そのため、話す際は自分が主語の「自己肯定感&自分軸」を意識しましょう。
言葉遣い2:「私ってあなたの何?」
これは、好き避け男子だけじゃないかもしれないのですが、「私ってあなたの何?」ってセリフ。「グレーで曖昧な関係を好む男性VS白黒ハッキリさせたい女性」の構図が目に浮かびます。
このセリフのどこに関係を悪化させる要素があるかっていうと、「白黒ハッキリさせたい」というメッセージもそうなんですが、何より「彼に関係を決めさせよう」という部分で、彼にプレッシャーを与えているところなのです。
白黒ハッキリさせたいのは、あなたですよね?そのあなたは、どうしたいの?というのが見えてこないので、彼は「えっ、えっ…」といいながら後ずさって、シャッターを降ろしてしまうんですね。
好き避け男子は、リスクを取るのが大嫌い。「私ってあなたの何?」という質問は、どうとでも捉えられますよね。
「(私はあなたの事が好きなんだけど)私ってあなたの何?」
「(私はあなたのこと何とも思ってないけど)私ってあなたの何?」
「(私はこの関係に納得してないんだけど)私ってあなたの何?」
彼がもしあなたを好きだとしたら、そんな危ない橋は渡れません。渡らないんじゃなくて、渡れないのです。
「俺の彼女」なんて本音をいって、「えっ、別に私はそういうつもりじゃないけど」って言われるのが、いちばん怖い。
直球や本音が有効なのは、こういう理由から。自己肯定感&自分軸が好き避け男子との恋愛には必須なのです。
自分の道は自分で決めて、彼との関係も自分で選んで築いていくのが吉。百年待っても、彼は動けません。でも、あなたが「こっちよ」って先をいけば、ついてきてくれますから。
言葉遣い3:(笑)は嘲笑
LINEなどでうつ、「(笑)」。表情の見えない世界に笑顔を添えてくれる、便利な文字です。
この「(笑)」、会話を和ませたり盛り上げたりするつもりであなたは使っていると思いますが、好き避け男子には、嘲笑に聞こえていることも多いのです。
仕事ができて、かっこよくて、自信バリバリに見える彼らも、実は全然自信がなかったりして、自己肯定感が低めの場合もあるのです。
これはもう、根気よく「そんなつもりじゃない」というのを、言葉と態度で示していくしかないです。そんな風に捉える相手を責めずに、「私は」こう思っていまの言葉を使ったの、と。自分を主語に、ね。
「バカにしているように感じたのね。でも、私はスゴイな!と思っていったんだよー」とか。「凹ませちゃったら、ごめん。そんなつもりじゃなくて、私はこう思っただけなんだ」とか。
ここで変に彼の気持ちに責任を持とうとし過ぎると、あっという間に共依存に陥るので、相手と自分の気持ちの区切りを意識してくださいね。
凹ませて悪かったなーとは思うんですが、それは「彼の選択」なので、私は私でどうしたいのか、自分の気持ちと相談して決めていきましょう。
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