人間の最適な体温は?
ちなみに、みなさんは「平熱」といえば何度くらいがちょうどいいと思いますか?
恐らくほとんどの方は36度くらいとお答えになるのではないでしょうか。
しかし人間の身体は本来36.5度~37.0度の体温でもっとも活発に働くようにできています。平熱だと思っている36.0度前後というのは、実は「低体温」状態で代謝機能も不十分と言えますね。
さらに、体温が1度下がると代謝は約12%、免疫力に至ってはなんと30%以上も低下することがわかっています(厚生労働省「Ⅴ運動の基礎科学」より)。
このことからも、温活が冷え症の改善や基礎代謝量アップにとても大きな意味を持っているといえますね。
温活で食べたいものは?
先ほどの質問で、飲み物や食べ物で温活をしている方が多いことがわかりましたが、みなさんどの食材に興味があるのでしょう。
「温活の一環で何を飲む(食べる)ようにしている(したい)ですか?」と質問したところ、「しょうが」(75.1%)という回答が断トツに多く、次いで「白湯」(39.0%)、「ネギ」(31.9%)、「とうがらし」(21.7%)、「ニンニク」(20.8%)と続きました。
温活にしょうががイイ理由
しょうがに含まれている「ショウガオール」の、身体を温めて代謝を高めてくれる効果は有名なので、やはりみなさんそれに期待しているようです。
温活をしている方や興味をお持ちの方から支持を得ているしょうがですが、上述した「ショウガオール」はもちろん、それ以外にも身体を温めてくれる効果的な成分が含まれているようですよ。
しょうがの代表的な有効成分についておさらいしましょう。
- ジンゲロール: 生のしょうがの辛味のもととなる成分のひとつ。血液のめぐりがよくなり、冷え性の改善や、血行不良からくる肩こり・頭痛の改善、血液循環の改善、むくみの改善にも期待ができます。
- ジンゲロン:ジンゲロールを加熱することでできるのがジンゲロン。中枢神経を刺激し、新陳代謝の向上、脂肪燃焼を促す効能があることで知られており、血管を拡張し、血行を促進することでおきる強力な発汗作用が特徴です。
- ショウガオール: ジンゲロールを加熱し、ジンゲロンを乾燥させることでできるのがショウガオール。ジンゲロール・ジンゲロンの効果を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあるとされています。
このように有効成分が豊富に含まれているため、しょうがは「身体を温める食べ物ナンバーワン」といっても過言ではなさそうです。温活の一環として積極的に摂っていきたいですね。