青い瞳に、ブロンドヘア、スラリと伸びた長い脚、そしてレディファースト。普段あまり出会わないからこそ、外国の男性に憧れている日本女性は、案外多い印象があります。
海外の男性の愛情表現は日本人男性に比べると多く、たとえば恋人や奥さんの呼び方も「HONEY」や「スイートハート」などだったりします。
よく映画で見るのは、電話の切りぎわの「I LOVE YOU」「ME TOO」の会話。実はこれ、映画の中だけではなく、実際によく聞く言葉。
しかし、「私はあなたを愛しています」というきもちが常に込められているかといえば、そういうわけでもないのです。
「I LOVE YOU」は「SEE YOU」だった?
「I LOVE YOU」は、実はほとんど「挨拶」のようなもの。「SEE YOU」(またね)と同じような使われ方をしていることを知っている日本の方は、あまりいないのではないでしょうか。
もちろん、恋人たちがベタベタ、まったり、ロマンチックに愛を語るときも使われます。でも、気持ちと裏腹なことも口にすることはできるのです。
日本人男性は、愛情表現に乏しく、言葉で愛を表現しない…そんなイメージを抱かれがちですが、複数人の外国人男性と交際してきた私からすると、「言葉」より「態度」で示す日本人男性の方が、どこか切なく、歯がゆかしく、寡黙で、不器用で、男らしいと個人的に感じます。
嘘で繕うことのできる言葉より、態度や振る舞いで「わかるだろ」と示す男性の方が、男らしいと個人的には思うのです。
アメリカ人カップルのケンカ
事実、アメリカ人のカップルや夫婦の喧嘩なんてものは、ほぼ罵り合い。アメリカ人同士のカップルや夫婦の喧嘩はとてもシビアで、取っ組み合いの喧嘩にまで発展するのです。
でも、喧嘩が終われば、次の日には「I LOVE YOU」。このように「I LOVE YOU」は、その瞬間、瞬間に使われるのです。