上位の犬種ほど診療費が低く、平均寿命が長い?
日本の住環境では、家や庭の広さが十分でないこともあり、どうしても小型犬に人気が集中します。
小型犬は、大型犬よりも診療費が低く、寿命が長いことがわかっていますが、ランキングに診療費や寿命との関係性はあるのでしょうか。
調査の結果、ランキングが上位の犬種ほど診療費が低く、下位の犬種ほど診療費が上がっていく傾向があるかもしれないことがわかりました。
また、平均寿命との関係性についても、同じく、ランキング上位の犬種ほど長生きしている可能性があることもわかりました。
これらは、上位の人気を裏付ける背景のひとつといえるかもしれません。
「イタリアン・グレーハウンド」人気、上昇中
2012年から2020年の長期的なトレンドにも変化が見られました。
2012年には28位だった「イタリアン・グレーハウンド」は、2020年には18位と、なんと10位もランクアップ。
また「ビション・フリーゼ」も30位から24位へと、徐々に人気をあげています。ビション・フリーゼは、テレビCMでも起用されていたことなどが、人気を集めた理由かもしれません。
一方「パピヨン」は2012年に12位だったのが2020年には17位に、「ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ」は13位から19位に下がるという結果となりました。
ライフスタイルに適した犬種との暮らしを
どの犬種もそれぞれ魅力的で、歴史に紐付く特性があります。例えば、牧羊犬として活躍していたため運動量がたくさん必要な犬種、愛玩犬として飼育されてきたので人間が大好きな犬種など…。
それぞれの特性を理解した上で、ライフスタイルに適した犬との暮らしを楽しんでくださいね。