コツ2:食べさせ方を工夫する
料理をつくり、子どもに食べさせ、片づけをするという1日3回の「食事ルーチン」は、子育て中の親にとっては時間をとられるだけでなく、精神的にも肉体的にも負担が大きいものです。
特に、子どもに食べさせるということにおいては、途中に別の興味が出てしまって食べることを止めてしまったり、ゆっくりでないと食べなかったり、遊び食べをしたりなど、非常に時間がかかることがあります。
そんなときは「食べたら○○しようよ」と食事後の楽しみをつくる提案をしてみてはいかがでしょう。
それは例えば、「折り紙をしようよ」だったり「好きなテレビを見ようよ」だったり、お子さんが好きなことなら何でも構いません。
お楽しみがあるから早くとりかかりたくなり、そのために一生懸命食べてくれたりします。
ポイントは、食べることに対して「食べてくれて嬉しいよ、ありがとう」や「愛情をこめてつくったんだ。味はどうかな?」などと、感想と感謝を交えてコミュニケーションをとることです。
子どもは食べるという行為をほめられ、さらにその食べているものがママやパパが愛情をこめてつくってくれたものだとわかると、幸せな気持ちになり、食事をすることに意欲的になってくれます。
品数や料理の質は関係ありません。たとえ質素な食事でも「食べてくれて嬉しいよ」という感謝の気持ちを伝えることが、子どもが気持ちよく食べるうえで非常に大切なのです。
「早く食べちゃいなさい」とか「こぼさないように食べなさい」とか「残しちゃダメよ」と食事中にいっているパパやママを見かけることもありますが、食べているときに気持ちが落ちてしまうとその気持ちが体に影響を及ぼし、消化がスムーズにいかなくなってしまうそうです。
体がきちんと消化できるよう、楽しく食事をさせてあげたいですね。